ブラック企業入社~1か月間
前回の記事でブラック企業入社体験談を語らせていただきました。
今回は続きのお話をさせていただきたいと思います。
電話とリストという紙束しかないデスクで連日仕事。
入社4日目くらいから上司と同行で客先に訪問も開始。
この辺りはよくある先輩社員と同行して業務を覚えていく的なよくあるやつです。しかしブラック企業はここからが本領を発揮します。
上司との同行が1週間程度たったある日、上司から呼び出されます。
「お前今日からもう1人で営業行ってこい」
まじっすか?私まだ自社の商品どころかビジネスマナーもあまりわかってませんが・・・
ということで入社2週間後くらいにはひたすら1人で飛込み、電話で新規開拓営業を行っていました。
そして毎日上司からは「なんで結果でないんだ?」「結果出すまで帰ってくんな」等々ひたすら怒られる日々。
この頃から段々アポイントは取れるようになってきましたが、アポは取れても何も知らない奴が来るので、訪問先でも「お前何しに来たの?本当に常識ないね」と怒られてしまうこともありました。
こうなると公園でうなだれるサラリーマンがすぐに出来上がります。
そしてぼくは入社1か月で胃腸炎にかかるという快挙を成し遂げました 笑
当時の会社では同期が20名ほどいました。皆悪戦苦闘しながら頑張っていました。彼らの存在がなければぼくは胃腸炎だけでは済まなかったかもしれません。
そんな同期から早くも1人目の退職者がでました。GW前くらいだったと思います。
そんなに付き合いが長かったわけではないけど、戦友がいなくなるかのような気がして妙に寂しく感じたことを覚えています。
しかしその時、部長が衝撃の一言を放ちました。
「はい。1人目ー。」
いやまじかよ。たしかに入社1か月で辞める人を止めたり説得したりはしないかもしれませんが、さすがに耳を疑いました。
ブラック企業では人が辞めるということが日常茶飯事過ぎるのです。
今であればおそらく3秒で転職しますが、当時の私は「社会で結果を残すまでは逃げるわけにはいかない」「どんなに苦しくても耐えて乗り越えなければいけない」とより頑張る決意をするのでした。
つづく。
それでは今日も楽しい1日を。
たきまなぶでした。