世間体という価値観
・思考の罠
ある思考とは何か。
「早く結果を出さなければならない」という焦りです。
これがあったから簿記とTOEICの同時並行の勉強もしていたのだと思います。
ではなぜそんなに焦っていたのか。
タイトルにもある通り「世間体」を気にしていました。
バイトをはじめたころは働けるようになったことそのものに喜びを感じていたのですが、いつの間にか「正社員じゃない自分が恥ずかしい」という世間体を気にした価値観に変わっていました。
そもそも世間体って具体的に誰からの評価を気にしているのだろうという感じですが、当時20代半ばなのに人生に焦りを感じていました。
「早く結果を出して早く就職しなきゃ」という焦りを原動力に勉強をしていたのですから苦しくないはずがありません。
ぼくはこの後「焦り」がいかに人生を失敗させるか大いに学ぶことになるのですが、そのお話はまた別の機会に。
・2度目のTOEICチャレンジ
ほぼ無勉強で4か月前にTOEICを受けたときが420点。
800点くらい取らないと就職に有利にならないのでは?と考え目標は800点。
とりわけ英語が得意でもなかったぼくにとっては今考えると無謀な目標です。
試験当日。「これに人生がかかってるんだ」という生き急ぐ若者全開で臨みました。
リスニングはある程度理解できますが、リーディングが全然時間が足りず。
結果・・・
目標の800点!
から-200点の600点でした。
そもそも計画自体が自分の身の丈に合ってない無謀なものでしたが、全然目標に届かなかったので「ほんとにダメな奴だなー」と落ち込みました。
巷には3か月でTOEIC900点!
みたいなネットの情報や書籍もあったりしますが、勉強法は参考にするとしても、期間や点数は無視してもいいと思います。
なぜなら短期間で結果を出せなかった場合、どこの誰かもよくわからない人と自分を比べ「自分はセンスがない」とか「ダメな奴だ」とか考えてしまうからです。
ぼくは完全にその何の得もない思考に陥りました。
仕事も勉強もいつまでにこの結果を出さなければいけないというのはもちろんあると思います。
でもいちいち人と比べて焦っていてもあなたのパフォーマンスは絶対上がりません。
「自分の今の身の丈をしっかり把握する」当たり前のことですがとても大切なことだと思います。
・就職活動スタート!
TOEIC800点は届きませんでしたが、試験を終えたら就職活動をはじめると決めていました。
いざはじめようとすると、自分が何をしたいのかよくわかりません。
「大学は経営学部を出てるし、簿記も取ったので経営に携われそうな会計事務所にしようかな」と、かなり安易に業界を決め、とりあえず色々応募してみることにしました。
これがまた新たな失敗のはじまりだったのです。
つづく
今日も素晴らしい1日を。
たきまなぶでした。