仕事のない会社員
おはようございます!たきまなぶです。
前回は新しく入社した会社で多くの人から不安を掻き立てられるお話しをさせていただきました。
今回は実際に営業部に配属になり、いきなり窓際社員化したお話しをさせていただきたいと思います。
・営業に行かない営業
ぼくが入ったこの会社では主にキッチン用品の製造・販売、輸入・販売を行っていました。ギフト用であったり、100円ショップのキッチン用品です。その他は防災グッズやコーヒーメーカー等、扱う品物の数はかなり多かったです。
社員数は80名程。当時営業部には10名が在籍していました。その内役職者は部長、次長の2名で、ぼくを含め残りの8名が一般社員。
このぼく以外の先輩7名が全員入社2年未満。1番長い方でも1年2か月という新人に毛が生えた程度だったため、営業部の半数以上は入社1年未満というど新人だらけの部署でした。
おそらくこの部長と次長が曲者なのだろうということは容易に想像がつきました。
そして配送センターでの研修を終え、いよいよ営業部に配属となったぼくは初日で1つ違和感をかんじたことがありました。
営業が誰も営業に行かないのです。かといって電話やネットを活用して営業活動を行っているのかといえばそんな様子もありません。
なぜか営業が全員事務所にいます。
不思議に思いながらも、ぼくが最初に任された仕事はあるカタログギフトに載せる商品の紹介ページの作成でした。
これは過去に掲載された情報をほぼ丸写しするだけだったので、言われた期日よりもずいぶん早く終わりました。
先輩に次の仕事の指示をお願いすると、「ちょっと待ってて」とのこと。
さっそくやることがなくなり、何となくExcelをいじくり、仕事をしてますよ的な雰囲気を装っていました 笑
仕事を依頼される→期日前に終わる→やることがなくなる→仕事している風を装う。
この不毛なサイクルを送る日々が続きました。
・窓際社員は1人だけじゃなかった!?
ぼくはあまり暇を楽しいと思えるタイプではないため、この窓際状況に悩み、仲良くなった営業部の先輩に相談しました。
すると先輩から「Excelを見て仕事している風を装うのはオレもよくやるよ」との返答。
窓際社員ぼくだけじゃなかったのか・・・
そしてぼくはそんな窓際野郎のくせに残業は毎日2~3時間程していました。
展示室での商品の勉強を続けていたこともありますが、何より早く帰れない風潮がありました。部長も次長も毎日遅くまで残り、社長でさえも19時~20時頃までいるのため、少なくとも社長よりは先に帰りづらい雰囲気だったのです。
今思えば本当にくだらない文化だったと思いますが、この会社にはまだ「遅くまで仕事をしている方が頑張っている」という昭和のような風潮が残っていました。
・ついに営業活動のチャンス到来
そうしてそんな退屈な日々を1か月ほど過ごした後、ついに営業活動を行う時がきました。
あるギフト関連の会社が主催する展示会に出展し、ぼくと部長の2人で行くことになったのです。
ついに営業活動ができると楽しみでもありました。しかも会場は大阪とのことで、大阪に行けることに更に楽しみに。
しかし先輩社員から「あいつと2人だなんて可哀想に・・・」とのまたもや不安を煽られる発言 笑
しかしこの言葉の意味をぼくはこの出張で痛いほど知ることになりました。
つづく
それでは今日も素敵な1日を。
たきまなぶでした。