就職活動奮闘記② 香港で就職?
・海外で働きたい!
出会ったとある会社とは、海外への就職を斡旋する会社です。
アドバイザーの求人を見つけ、応募してみました。
以前海外留学に行こうとして、途中うつになり挫折したぼくですから、非常に興味深い内容でした。
アドバイザーになりたいというより、自分がそのサービスを受けて海外に行きたいというのが本音のところでしたが、当時パートで働いていたぼくにはそんな資金はもちろんありません。
無事書類選考を通過し、面接に行きました。
社員5名くらいの小規模の会社でした。
社長と若手のスタッフの方が面接官でした。
志望動機等はあまり聞かれず、なぜか途中から香港の話がメインになりました。
なんだかよくわからない面接だったなーと思いながら面接は終了。
後日社長からメールがきていました。
・憧れの海外就職実現?
メールを開いてみると、特にその会社の合否には触れられておらず、「香港が今熱い。香港で働いてみませんか?」といった趣旨の内容でした。
頭の中で「?」が連発していましたが、要するに自社サービスの営業にきたわけです。
採用面接から営業につなげてくるなんて型破りの手法だなと思いつつ、憧れの海外就職が目の前に出され、ぼくは興味を持たずにはいられませんでした。
そもそもその会社のスタッフになりたいというより、海外で働きたいという思いの方が強かったわけですから。
こうしてお互いのニーズが合致し、再度社長と会い、詳しく話を聞いてみることにしました。
・人生逆転のチャンス
都内のあるホテルで待ち合わせをし、そこで色々と話しを聞きました。
「人生なんかうまくいってないな。という若い人が人生を変えるためのプログラムです」
という説明。内容は香港で働きながら経営を学び、その間給与も支給されるというもの。
「仕事の内容は様々な会社の営業代行を行っていただきます。テレアポです」
と言われました。
きた。テレアポ。一番苦手で嫌いなやつ。香港に行ってまでテレアポて。
と思いましたが、大学を出てブラック企業に入り、1年足らずで挫折し、こころを病み、そこから再起しパートで働いていたぼくにとって、「人生を変えたい!」という思いは人一倍強いものがありました。
・決意表明
その時ぼくの中でもう決意が固まっていました。
しかしこれを見て「大丈夫?怪しすぎじゃない?」と思われた方。
かなり賢明です。その通りです。どう考えても怪しいです。
ですが「人生変えたるんじゃ!!」と息巻いている張本人はそんな客観視はできません。あなただから特別にお伝えしてます感を出されているからです。
そうです。詐欺の常套手段です。
おかげで今ぼくは詐欺に引っかかる人の気持ちが痛いほどよくわかります。
この話が本当に詐欺だったかどうかはまた後述するとして、香港行きを決意したものの、1つ問題がありました。
それは冒頭にも出てきた資金の問題です。パートのぼくにまとまった貯金があるはずもありません。
それでもどうしてもチャレンジしたかったぼくはある行動にでるのでした・・・
つづく
今日も素晴らしい1日を。
たきまなぶでした。