就職活動奮闘記③ 旅立ち
・覚悟を決める
資金のなかったぼくはある行動にでました。
そう。カードローンです。もう借金をしてでも行きたいと決意を固めていました。
ぼくの家は決して裕福な家庭ではなかったため、親には頼めません。
もう借金をするしかないと考えていました。
そして香港へ行きたいということと、借入を考えている旨を親に伝えると猛反対を受けました。当然だと思います。
こんなわけのわからない怪しいプランで海外に行き、しかも借金をしようとしているわけですから。もしぼくが親の立場だったら絶対反対します。
しかし1度決めるともう突っ走ってしまうタイプのぼくは、親の反対を振り切ってどんどん手続きを進めていきました。
そして当時のぼくの借入限度額だった50万円を調達しました。金利は15%くらいだったと思います。
今考えるとありえない選択ですが、当時はそれだけ人生を変えたいという思いが強くありました。
・旅立ち 人生初の海外へ
パスポート、ビザを取得し、諸々準備を済ませ、渡航の準備は着々と進んでいきました。
この時には親もぼくが決めたことならと応援してくれるようになりました。本当にありがたいことだと思います。
そして出発の日、1度東京へ向かい香港行きの話を持ち掛けた社長に会いました。
2週間ほど前に先に2名渡航しており、3人でルームシェアをしながら生活をするとのことでした。
ちなみにぼくは学生時代10人部屋の寮で生活をしていたため、ルームシェアには全く抵抗はありませんでした。
そしてそこから空港に向かい、人生初の海外へ出発していきました。
そうです。ぼくはこれまで日本から出たことがなかったのです。
しかもこの時独学で数か月TOEICを勉強しなんとか600点を取った程度の英語力です。
不安はなかったのかというと、当然ありました。
でもそれ以上にぼくはぼくの人生を変えたかったのです。
・香港到着!
上海を経由し、夜中に香港国際空港に到着。
そこでルームメイトの1人が待っているとのこと。
しかし携帯は持っておらず、当時はまだぼくはまだスマホを持っていなかったため、Wi-Fiなんかも当然関係なく、連絡を取る手段が一切ありません。
それらしき人をお互い自力で見つけるしかないのです 笑
しかしいざ空港に着いてみると、見たことある男性がいます。
面接のときに社長と一緒にいた若い男性です。
「なんでこんなところにいるの?」と一瞬思いましたが、どうやら彼はこの香港ビジネスインターンシップの中心者として雇われた様子。
ぼくとの面接のときはまだ採用されたばかりだったとのことでした。
彼がルームメイトの1人だったのです。
なんだかいきなりちょっと不安になるような話でしたが、空港からタクシーに乗り、マンションへと向かいました。
到着後、そこでは初日から衝撃が待ち受けておりました。
つづく
今日も楽しい1日を。
たきまなぶでした。