展示会初日 ダメ出しばかりされると人の思考は簡単に停止する
おはようございます!たきまなぶです。前回は転職後初の営業活動のため、展示会の準備段階で部長の度重なる嫌がらせに自我を保つことがギリギリだったお話しをさせていただきました。
今回は実際の展示会での様子についてお話しをさせていただきたいと思います。
・展示会スタート
いよいよ展示会スタート。部長からさっそく昨日の報告と今日の仕事内容を採用担当の女性(役職者ではないけどなぜか社長と社長の奥さんに次ぐNo.3のポジションだった。以後「お局様」とします)にしろとの指示。
この会社には何のために行うのかよくわからない独自の習慣や文化が2,500万個くらいあり、このお局様への謎の報告もその1つでした。
ただ報告をするだけなら何の問題もないのですが、このお局様はコミュニケーションを撮ると必ず粗探しをし、よくわからないダメ出しをされます。
そもそも営業ではない人に営業活動の報告をしてダメ出しされるという仕組みが全く理解ができません。
しかし昨日は準備だけだったため、お局様からも「部長の言うことをちゃんと聞くんですよ」程度で終了。
こうして展示会が始まってみたものの、来場者は決して多くはなく、たまに立ち止まってくれる人に商品を案内するといった程度のものでした。
しかしこの部長と一緒にいるのにそんな単純な話で終わるわけがありません。
誰かと話すごとに1回1回指摘が入ります。
「顔が暗い。能面のようになってるよ」
「名刺は自分から渡さなきゃダメじゃないか!」
「なにぼーっとしてるの!前を通った人全員に声をかけなさい!」
等々、言ってることは決して全てが間違っているわけではないのですが、妙にイラっとします 笑
この時ぼくは、言葉というのは「何を言うか」以上に「誰が言うか」が大事なのだと学びました 笑
・準備不足?
こうして展示会の要領も何となく掴みはじめてきたころ、また部長が騒ぎ出しました。
「あれ?あの商品と、この商品がないじゃないか」とのこと。
いや知らんがな。ぼくが用意したものはあなたが否定してあなたが言ってきたものを用意しただけなんだから。と思いましたが、
「配送センターに連絡して急ぎで発送させて!」とのご指示。さらに
「全然準備ちゃんとできてないじゃない。今まで何やってたの?」とお叱りを受けました。
かつて他人に抱いたことのない軽い殺意がまさかの2日連続で出てきました 笑
それでも業務命令のため渋々承諾。配送センターに連絡し、商品の手配を依頼。
すると配送センターの方から「えー?またなの?あの人(部長)いっつも展示会に行ってからあれ送れ、これ送れって言ってくるんだよ。自分が準備不足なだけなのにほんと迷惑」とのごもっともな苦言。
それでも何とか手配をお願いし、部長に報告したところご満悦の様子。
その様子を見てなぜか更なる殺意が芽生えましたが、ここはしっかり自分を抑えました。
・ホテルに帰るまでが仕事
こうして様々あったものの、この日の展示会は何とか終了。
この後ぼくは大阪の友人と会う約束がありました。
わざわざ1度ホテルに戻るのも面倒なため「今日はこの後約束があるのでホテルに戻らずに出かけようと思います」と部長に伝えたところ、見る見る不機嫌になっていきました。
「何言ってるの?仕事なんだから1度ホテルに戻るのが当然でしょ?」とのこと。
何を言っているのかよくわからなかったので、「え?ダメなんですか?」と返してしまい、火に油を注いでしまいました。もうブチギレモード突入です。
ホテルに戻ることをやたらこだわるので、「家に帰るまでが遠足だと昔教わったじゃないか」と自分に言い聞かせ、渋々承諾。
ホテルに戻っても特に打ち合わせをするわけでもなく、ただ荷物だけ置いて友人に会いに行きました。
もう8年も前のエピソードですが、あの時なぜ1度ホテルに帰らされたのかは今でも謎に包まれています。
こうして初の展示会初日は最初から最後までダメ出しのオンパレードで、段々と自分で考えることがイヤになっていった感覚を覚えています。
自分で考えて行動するとすぐダメ出しをされるので、言われるがままに行動した方が楽という恐ろしい思考です。
この「言われた通りにやる」ができず、ぼくはついにこの部長と衝突することになるのですが、それはまた次回お話ししたいと思います。
それでは今日も素敵な1日を。
たきまなぶでした。