香港チャレンジ回想録⑤ 新たな仲間と共に
・新メンバー加入
おはようございます!たきまなぶでです。
香港の生活も1か月が経ったころ、新たな仲間が加わりました。
この方は便宜上Cさんとします。
このCさん、ちょっと変わった方でいきなりギターを背負って登場。
香港に来る前は空港で警備員をしていたとのこと。
1年間イギリス留学の経験もある方でした。
Cさんだけでなく、こんな怪しいインターンシッププランに仕事辞めて30万も払って来るくらいですから、ここには個性強めの人しかいませんでした。
こうして3人→4人の共同生活が開始。
ぼくらの家は3部屋しかないため、BさんとCさんが共同で部屋を使うことになりました。
ぼくもさすがにリビングで2人で生活をするのはイヤだったので助かりました 笑
・改めてメンバー紹介
こうして4人のチームとなったため、今さらではありますが簡単にメンバー紹介をしたいと思います(年齢は当時時点)
・Aさん:このインターンシッププログラムのマネージャー。27歳。前職は某大手アパレル企業勤務。香港に来る前にヨーロッパを旅してたりしてた。女性大好き。変態。
・Bさん:ラッパー。28歳。香港に来る前はアメリカのスラム街で2年間HIPHOPに明け暮れていた。日常の挨拶で「Yo Man!」を使う。
・Cさん:新メンバー。29歳。ギターが好き。前述の通りイギリス留学経験あり。自撮りの技術が神がかっている。今まで女性と付き合ったことがないことを初日から暴露していた。
・ぼく:26歳。ブラック企業での洗礼に耐えきれず、うつになり社会人1年目でニートとなる。パートとして社会復帰し、その後一発逆転を狙って借金を背負って香港に来る。
改めて振り返るとぼくが1番キャラ弱いですね 笑
・仕事で成果が出ず悩む・・・
こんな4人で日々香港から日本への謎のテレアポに勤しむわけですが、ある時から全員なかなか成果が出ず悩む日々が続きます。
4人の中で過去にテレアポの経験があるのはぼくだけでした。しかもぼくも1年未満で挫折しているため、素人よりはマシ程度のものです。
実は成果が出なかったのは、ぼくらの経験不足の他にもう1つ大きな要因がありました。
それは案件を振ってくる日本の営業代行会社側が、なかなかアポイントが取れない難しい案件だけをこっちに振ってきていたからです。
ぼくが香港に来た当初は、まだプログラムスタート段階だったため、比較的優しい案件が振られぼくらも成果を出せていたのですが、1か月経過時点くらいから急に難易度の高い(アポイントが取りづらい)案件を任されるようになりました。
理由は香港側には売上予算(いわゆるノルマ)が割り振られていなかったからです。成果が出せなさそうな案件は予算がついていないぼくらに振るという営業代行会社側の策略でした。
しかしそんなことは知る由もないぼくたちは、これを自分たちの能力不足だと捉え、成果が出ず悩む日々が続きました。
・Cさんからの感謝
そんな中、Cさんは日々誰よりも電話をかけます。「特攻隊長」とぼくが心の中で勝手に異名をつけていたくらい、休む間もなく電話をかけ続けます。
かといって淡々とこなすわけではなく、電話をガチャ切りされる度に「あぁ、クソッ!」「ちくしょう。またかよ!」と感情を露にします。
すごいなこの人と思いつつ、ある日ぼくは以前Cさんが断られてしまった先に電話をかけました。
結果から言うとぼくも断られたのですが、Cさんに「いやーCさんが断られた先に電話したんですけどぼくもダメでしたよー。」と伝えると
「まなぶくんありがとう!オレの仇を取ってくれたんだね!」とまさかの感謝の言葉をいただきました。
全く予想していなかった返答に面食らいましたが、なんて純粋な人なのだろうと感心しました。
実際ぼくも余裕で断れているわけですから全く仇討はできていません 笑
そんな成果が出せず悩む日々を過ごすぼくたちでしたが、そんなある日、例のオーナー2人が香港へ来るとの情報が入りました。
つづく
今日も素敵な1日を。
たきまなぶでした。