香港チャレンジ回想録⑧ コミュ障の壁を破る
・何かに挑戦したい
おはようございます!たきまなぶです。
今回は大学時代就職活動でブラック企業からしか内定をもらえなかったくらいコミュ障のぼくが香港で自分の殻を破りに行ったエピソードを綴りたいと思います。
以前の記事で前述はしていますが、ぼくは香港でなぜか日本にテレアポを行っていました。
いくら現役の経営者に経営を教えてもらいながらとは言え、これで人生一発逆転は不可能と判断。そもそもこれ海外まで来た意味ある?と当然の疑問を抱えて日々を過ごしていました。
そこである日、ルームメイト兼同僚でラッパーのBさんと打ち合わせ、まずは現地の友人をつくろう!と決まりました。
・香港大学へ
とりあえず1番近所にあった大学「香港大学」へBさんと意気揚々と乗り込んで行きました。
ちなみにこの香港大学、THE世界の大学ランキング2020では36位の大学。東大は35位。基本ほぼ毎年東大よりランキングが上にくるアジアの中でもトップクラスの優秀な大学です。
現地に来てみたものの、何をどうしていいのかわからず、構内にあったスタバに入りBさんと作戦会議。
「とりあえずその辺にいる人に声をかけてみたらいいんじゃないか?」
という結論に落ち着き、「掛け作戦in香港大学」がスタート。
しかしぼくは完全なるコミュ障。Bさんも内気なタイプのため、なかなか声掛けができず。2年間アメリカのスラム街でHIPHOPをやっていた経歴とのギャップがすごい 笑
・意を決する
かれこれ1時間くらい「さてどうしよう」と声掛けができず大学構内をウロウロするヘタレ2人組。
すると1人でベンチに座っている女性を発見。もういい加減行くしかないと覚悟を決め、意を決して話しかけてみました。
コミュ障男の人生初ナンパ?です。
「あのー。ぼくたち日本から来てて、現地の友達をつくりたくて今日来てるんですが、少し話す時間ありますか?」
と心臓を最高潮にバクバクさせながらストレートに尋ねました。傍から見たらかなり怪しい奴だったと思います。
すると意外にも・・・
「へー。そうなんですか?香港にはお仕事で来てるんですか?」
と笑顔で気さくに対応してくれました。なんていい人。しかもよく見るとキレイな方 笑
そしてBさんも参戦し、会話は盛り上がっていきました。
「これはついに現地の友人ができるチャンス!」と胸を高鳴らせていると、40~50代くらいの男性が突然割って入ってきました。
「え?何この人?」と混乱していると、女性から信じられない言葉が。
「この人私のお父さんなんです。大学の職員をしているの」
いやウソでしょ?人生初のナンパでお父さんでてくるとかある!?
幸いお父さんもとてもいい方で、こんな怪しい日本人2人組に愛娘が絡まれているにも関わらず、笑顔で気さくに話してくれました。
でもさすがにお父さんの前で「連絡先教えてください!」とは言えずあえなく終了。
そしてこの1回でぼくたち2人は気力を使い果たし、香港大学を後にし帰宅。
友人づくりは失敗には終わりましたが、ぼくにしては大きな挑戦ができたと思います。
結果は出ずとも晴々とした気持ちになることができました。
なんでもいいから、まずやってみる。それだけなんだよ。
岡本太郎
今日も悔いなき挑戦の1日を。
たきまなぶでした。