ブラック企業体験記 福岡編その2
前回は福岡に着いた初日だけで記事が出来上がってしまいました。
ブラック企業の1日の濃さを侮ってはいけません。
同じ年(23歳)の所長の話に触れました。
上司が同じ年(もしくは年下)なんてことはよくあることだと思います。
しかし、まさか新卒入社1年目で上司が同じ年の人になるとは全く予想してませんでした。
そして問題のこの上司。ごりごりのパワハラ系だったのです。
10代の純粋な若者が5年以上もこんな会社にいれば彼でなくても染まりに染まりまくってしまうと思います。そういう意味では彼も被害者なのかもしれません。
本当に普通の人がブラック企業という環境に適応するためにブラック人材へと変貌を遂げ、そしてそのブラック人材がパワハラ行為を繰り返し、また新たなブラック人材が生まれる。ブラック企業が生み出す負のスパイラル。完全に悲劇です。
たぶんこの人はじめからヤバイ人だな。みたいな方もたくさんいらっしゃいましたが(^^;
話は戻り、福岡に来て仕事面で変わったこと。1番は業務量が圧倒的に増えました。
会社の地方強化施策がはじまったばかりだったため、まだスタートアップのような状態です。
福岡営業所にはなぜか事務員がいなかったため、営業以外の事務作業もぼくが担うことになりました。
今までどうしてたんだろう(・・?
それはさておき、毎日23時、24時くらいまで残業が当たり前の日々がスタートしました(東京の本社にいたころはそれでも19時~20時の間くらいには帰れていた)
もちろん残業代は発生しません。出勤簿上では毎日17:30に退社をしています。
過剰なノルマ、日々のパワハラに加え、長時間労働も仲間入り。
ブラック企業3種の神器が揃い、ぼくも晴れて偉大なるブラック戦士の仲間入りです 笑
しかしここでの変化はそれだけではありませんでした。
この同じ年の上司。東京から全く縁のない福岡に来たということで、休日に遊ぶ相手がいません(ぼくは大学時代の友人がちらほらいました)
ということで何と休日にもよくお誘いがくるようになったのですΣ( ̄□ ̄|||)
休日に鳴る上司からの電話。体験したことある方はわかると思いますが、半端なく嫌な気持ちになります 笑
今であれば嫌われる勇気を体得したので余裕で断りますが、当時のぼくは完全に断る勇気のない典型的ないい人でした。
上司は釣りが趣味でよく一緒に行きました。ぼくは釣りはほとんどやったことありませんでした。
この当時の影響でぼくは今でも釣りが好きではありません。
釣りに一切罪はないことは重々承知しています。
ぼくにとっては釣りは嫌な上司との思い出がどうしても彷彿されてしまうのです。イメージの力は恐ろしい。
こうして仕事もプライベートも行き場をなくしはじめたぼくは、ある変化が生まれていくのでした。
つづく
今日も素敵な1日を。
たきまなぶでした。