入社2か月で左遷となったときの話
おはようございます!たきまなぶです。
前回は部長の度重なる嫌がらせ行為についに反発してしまった結果、翌日左遷されてしまったお話しをさせていただきました。
今回は左遷後の様子についてお話しをさせていただきたいと思います。
・なぜ離職率が2年で100%となるのか
元々この会社には営業として採用をしていただいたのですが、最初の1か月間は商品を覚えるため、研修も兼ねて1か月間配送センターで商品補充の仕事をしていました。
つまり事実上営業に行って1か月で左遷されたということになります 笑
以前2年以内の離職率100%の部署?の中でもお話しをさせていただきましたが、この営業部は当時、一般社員の離職率が2年以内で100%という驚異的な成果をあげていました。
しかし驚くことにこの会社の営業にはノルマが存在しないのです。
ぼくは現在IT関連の会社で営業職を6年半やってるためよくわかりますが、営業という仕事は数字のプレッシャーに耐えられなくなって辞める人も多くいます。
そのプレッシャーがないにも関わらず、これだけ驚異的な成果を残せているのにはやはり理由があります。
自分で体験してみてようやくわかったのですが、どうやら原因は部長含む下記上層部4名にあることがわかりました。
①社長
創業社長。いわゆるワンマンタイプ。かなり人を振り回す。意見がコロコロ変わるため、ついていけなくなって辞めた人が多くいた。めちゃくちゃだが決して悪い人ではない。
②お局様
役職はないが事実上のNo.2。創業時からいる唯一の人。ほぼ全ての仕事はなぜかこの人を通さなければならない。粘着気質でダメ出しをすることが仕事だと考えている節がある。
③部長
今回ぼくを左遷した営業部の部長。信じられないくらい人望がない。接した全ての人が嫌いになるという魔法のような力を持つ。他責思考に長けている。
④次長
営業部のNo.2。すぐ怒鳴る。要領がよく、上記3名への立ち回りが上手い。下には厳しい。社内で部下たちから借金をするほどお金にルーズ。
この人たちによって作り出された謎の社内ルールや、この人たちとの人間関係に耐えられず皆辞めていったことがわかりました。
なお、便宜上上記4名を今後まとめて「四天王」とします。
・配送センターでの仕事
再び配送センターに戻ることになったぼくですが、今度の仕事内容は商品の検品と出荷でした。
ここはマダム達が主体の場所で、ぼく以外は全員マダムという完全なる女性社会に男1人突っ込んでいきました。
女性ばかりの職場となると、陰口が横行していたりするケースもありますが、ここは人間関係が非常によく、皆優しく接してくれました。
配送センターは本社から1キロほど離れたところにあり、ここでは四天王と接する頻度がかなり減ったため、居心地で言うとむしろ良くなりました。
・仕事に対する姿勢を見つめ直す
配送センターでの仕事は居心地は悪くはなかったのですが、やはり左遷さえて来たという事実がぼくのなかで引っ掛かり、どこか不満を抱えながら仕事をしていました。
そんなある日、仕事終わりに配送センターのリーダーの女性に呼び出され話をされました。
「あなたが日々つまらない顔をして仕事をしているのを見るとすごく心配になる。私にはあなたと同じ年くらいの子供がいて、この会社が嫌なのはすごくわかるけど、もっと人生を楽しんでほしいなとあなたを見ていて強く思う。」
と言われました。ぼくはこの時、大きな気づきを与えてもらうとともに、自分の姿勢に心から猛省をしました。
ぼくはいつの間にか自分の境遇に不満ばかりを感じ、周りにまで迷惑をかけていたのでした。
どんな仕事にもいい面と悪い面があります。どちらかしかない仕事なんて存在しません。
そしてどんな仕事でも自分次第で工夫したり、新しい発見をしたり、楽しめる要素があります。
同じ仕事をしていてもいい面を見つけて楽しむか、悪い面を見て愚痴を言うかはその人の心次第です。
ましてやこんな風に自分のことを考えてくれる人がいる場所で働けること自体がありがたいことだと思えるようになり、日々の仕事も楽しくなってきました。
ぼくに話しをしてくれたリーダーの女性には本当に感謝しかありません。
ぼくがやっていた仕事は所謂単純作業でしたが、それでも日々商品の検品をしていると、商品知識がついたり、商品そのものの課題が見えてきたり、様々な発見がありました。
こうして配送センターに左遷されて2か月程経った頃、営業部の方である異変が起こりました。
つづく
それでは今日も素敵な1日を。
たきまなぶでした。