ブラック企業体験記 福岡編最終回
ついにブラック企業との決別を決意した私。
そこでこの決意をさらに強固にする出来事が起こりました。
ある日、仕事中に上司に呼び出され行ってみると、そこはなんとパチンコ店。
「もしや?」と思いながらも中に入ってみると、思いっきりスロットを打っている見知った男がおりました。
そして彼はとんでもないことをぼくに言いました。
「これから本社とテレビ会議あるからさ。お前代わりに打っててくれない?」
いやまじかよ。人が日々ノルマに追われまくってあなたに好き放題つめられてるのにパチンコ行ってたんかい!
もはや呆れて言葉も出ませんでした。
と同時にぼくの決意は確固たるものとなりました。
そして12月のある日、所長を呼び面談。
「辞めさせいただきます」
ときっぱりと言いました。
「え?まじで?こうゆう条件だったらどう?」などと止められましたが、もう完全に決意が固まっていたぼくは1歩も譲らず。
こうしてブラック企業と決別をすることとなりました。
同期が辞める際に言っていた、「これから先どうなるかわからないけど、この会社にもう来なくていいと考えるとすごく晴々とした気持ちになる」
という言葉を数か月後に身をもって体感しました。
ぼくが退職した直後、この会社では強引な取り立てが問題となり、某ニュース番組でその体制が問題視され、全国で放送されました。
そして変わらず次々と人が辞め、本社では課長、部長、社長までもが退職していきました(会長が諸悪の根源だったため、社長も雇われ社長だった)
こうしてこの年の年末、福岡を後にし実家の新潟県に帰省をしました。
何とこれでこの年3回目の引っ越し 笑
この年のぼくは遊牧民でした。
9回にも渡って綴らせていただいたブラック企業体験記でしたが、ここには語りきれなかったエピソードもまだまだ数多くあります。
これらのエピソードを通してお伝えしたかったことは、「環境のせいにしても何も変わらない」「環境は自分の意思で変えられる」ということです。
お恥ずかしながら、当時のぼくは完全に環境のせいにしていました。愚痴ばかり言っていました。こんな悲惨な環境にいる自分は可哀そうだと心のどこかで考えていました。
その後様々な紆余曲折を経て、今ぼくは楽しく働いています。やりたいことにもどんどんチャレンジし、人生を謳歌しています。
現在ブラック企業に勤め、悩み苦しみながら仕事を頑張っている方も、少しの勇気と行動があれば必ず変えられます。
人生は時には逃げる場面があってもいいと思います。
そもそも絶対逃げてはいけないなんて誰が決めたのでしょうか?
あなたの人生です。あなたはあなたの人生を最大に楽しむ権利があります。
現状に不満があるのにそれに甘んじる人生なんてぼくは絶対にイヤです。
成功するとか、失敗するとか大した問題ではないとぼくは思っています。「今」この瞬間を後悔のないよう全力で出し切っていけば、例え失敗してもそこには「学び」と「成長」があり、輝かしい未来があると信じています。
共に人生を思いっきり楽しんでいきましょう(^^♪
今日も素晴らしい1日を。
たきまなぶでした。