ホームページの現状把握できてますか?ホームページの現状把握〜改善の流れを解説
こんにちは。シレオクリエイト立川です。
ホームページはツールを活用することで、「どのページがよく見られているか、逆に見られていないか」「訪れたユーザーがどれくらいの時間を見くれているのか」等、様々な情報がわかるようになっています。
逆に言えば、これらの情報を活用しなければ、ホームページを改善しても集客にあまり効果は期待できません。
今回はデータを活用したホームページの「改善の流れ」についてお話をしていこうと思います。
ホームページ改善の流れ
ホームページ改善の流れは下記5点になります。
- アクセスログ解析を行い、客観的なデータを取得する
- 取得したデータから、ホームページの問題点を明確化する
- お客様の声を参考にしながら、どうすればホームページが良くなるのか仮説を立てる
- 最も効果が高いと思われる改善案を実行する
- アクセス解析ログをチェックして、仮説が正しかったかを検証する。仮説通りなら継続。間違っていれば、新しい改善案を出し、実行する
ホームページの改善は現状把握から
ホームページを作ったけど、あまり効果を感じない。
こんな方はホームページの改善を考えるかと思います。まずここで真っ先に思いつくのが「デザインの大幅改修」ですが、闇雲にデザインだけ変えてもほとんど効果はありません。
これはぼく自身自社のホームページ改修で自ら体験しています。
まずはホームページの「どこに改善の必要があるのか」をしっかり把握することが大切です。
ここでGoogleアナリティクスが活躍してくれます。こちらはGoogleのアカウントがあれば無料で設置ができます。
設置方法は今回は省略させていただきます。
web幹事さんのこちらのサイト「【入門版】Googleアナリティクスの設定方法&使い方【スタートアップガイド】」に詳しく載っておりますので、参考にしていただければと思います。
基準値を知り、問題点を明確化する
実際にGoogleアナリティクスを活用してデータの取得ができても、それだけでは自社の数値がいいのか、悪いのかがわからず、改善するための判断ができません。
そこでおおよその目安となる基準値をお伝えいたします。
こちらはあくまで目安となります。全ての業種、業態に当てはまるわけではないためご留意ください。
指標 | 基準値 |
クリック率 | 3〜5% |
セッション数(ホームページ訪問者の延べ人数) | 目標コンバージョン数(反響数)×100以上 |
直帰率(入口ページだけを見て離脱するユーザーの割合) | 60%以下 |
平均ページビュー(訪問者がHPを何ページ見たか) | 3ページ以上(通販サイトの場合5ページ以上) |
平均セッション時間(HPに滞在した時間) | 1分以上 |
コンバージョン率(お問い合わせ件数等の目標値) | 1%以上 |
仮説を立てて、実行する
基準値と照らし合わせて、改善点を洗い出します。
例えばあるページの直帰率が他のページに比べて高い場合、「他のページへのリンクが見づらい」「ユーザーの求めている内容が記載されていなかった」等、様々な要因が考えられます。
ぼくの実体験でお話をすると、あるホームページでサービス内容紹介のページが3つあり、そのうちの1つの直帰率がずば抜けて高くなってしまっていました。
「そもそもどんなサービスなのか、見た人に理解されてないのでは?」という仮説を立て、そのページに「〇〇サービスとは?」「サービスご利用の流れ」を加えてみたところ、直帰率が20%下がったという実例があります。
もちろん仮説なので、いつも上手くいくわけではありませんが、その場合はまた新たな仮説を立てて検証をすればいいだけの話です。
通常のビジネスと同じように、「仮説」→「実行」→「検証」を愚直に繰り返していく形になります。
ここで1つポイントは、「いいところを伸ばす」より「悪い点を直す」方が難易度が低いという点です。目立って悪いところから改善をしていきましょう。
まとめ
ホームページの改善といっても、結局それはリアルのビジネスと同じく、データを元に仮説を立て、実行し、改善をするというサイクルを愚直に繰り返していく流れになります。
ぼくは過去10年以上営業職をやってきたのでよくわかりますが、営業で一番大切なことは日々の地道な種まきです。すぐには結果が出なくとも、日々の小さな積み重ねがやがて大きな成果となって返ってきます。
ホームページはネットの世界ではありますが、この「小さな積み重ねがやがて大きな成果を生む」という点ではリアルの営業となんら変わりません。
この日々の小さな積み重ねを通して、大きな成果生むホームページを作っていっていただければ幸いです。
それではまた!