恋愛ど素人の話
・恋愛幼稚園児
前回までうつ病から這い上がって資格試験にチャレンジしてきたお話しを綴ってきました。
このブログのテーマが「人生の失敗談を通して励ましを贈る」ですので、今回は資格試験チャレンジ中におきた恋愛話についてお話ししたいと思います。恋愛で悩む人に「こんな奴もいるなら自分もがんばれるかもしれない」と思っていただけると嬉しいです。
タイトルにもある通り、ぼくは当時(20代半ば)恋愛というものをあまり経験してきませんでした。
それというのも、「若いうちは人生の土台をつくる大切なときだから、自分の土台をつくることに集中するんだ!」と考えており、恋愛は後回しにしておりました。
ですが人を好きになるというのは自然に起こる感情です。表面上抑えることはできても、簡単に消したりすることはできません。
こんな恋愛幼稚園児のぼくにも、恋愛感情を抱く日がやってきてしまいました。
・ある日やってきた出会い
その方はある日転勤でやってきた社員の方でした。
いわゆる職場恋愛というやつです。よくある話です。
清楚でおとなしそうなタイプですが、どこか近寄りがたい雰囲気のある方で「きれいな人だな」くらいには思っていましたが、恋愛の優先順位がかなり低かったぼくはあまり気にしないようにしていました(この時点ですでに少し意識はしてました 笑)
日々仕事をしながら色々話しをしていると、年齢はぼくと一緒。読書が趣味。図書館にも行くとのこと。同年代で図書館に行く人というのはあまり聞いたことがありませんでした。
はい。ここでもうきてしまいました。実は私、図書館が大好きなのでございます。なので読書は当然好きです。
大学生の頃も学校の図書館によく入り浸っておりました。
資格試験の勉強も図書館が好きだから毎日近所の大学の図書館まで行って勉強をしていたわけです。
同年代で趣味が一致。しかもきれいな人とくれば恋愛幼稚園児が落ちるなんて時間の問題です。
・妙なプライド
共感していただける方がいるかどうかはわかりませんが、前述の通りぼくは恋愛を遠ざけていたため、恋愛感情を抱いている自分を認めることができず、悶々とした日々を過ごしていました。
好きなら好きでいいじゃん。と今なら思うのですが、当時のぼくはここに謎の葛藤をしていました。
連絡先を聞いたりすることもなく、ただ過ぎていく日々。
ですが恋愛において、というか人生において、「チャンス」というのは必ず誰にでも訪れます。チャンスに気づけるかどうか、そしてその時に行動に移せるかどうかが全てです。
ある日、副店長の誕生日にみんなでご飯を食べに行こうという話になり、ぼくが企画をすることになりました。
悶々としていた幼稚園児でもこれはさすがにチャンスだと気づき、「連絡することとか色々あるから連絡先を教えてもらってもいいですか?」と聞き、無事連絡先をゲット!
それからは業務連絡風な体でメールのやり取りをしました(当時はまだLINEが普及していませんでした)
しかし副店長の誕生会が終わると、連絡のやり取りも終了。
そう。この積極性のなさこそ恋愛素人の真髄なのです。
下手に誘って断られたりしたら怖いし、そもそも何を連絡していいのかもよくわからないのです。
結果、何もしないという最悪の選択をすることなります 笑
・大チャンス到来!
そんな幼稚園児にも天は再度チャンスを与えてくれました。しかもさらに大きいやつを。
その社員の方が1か月後に昇格試験を控えていたある日。
筆記試験もあるため、勉強をしなければならないとのことでした。
彼女はぼくが日々勉強に明け暮れていることを知っていたため、「勉強するのにどこかいい場所ないですか?」と尋ねてきました。
ぼくが毎日使っていた大学の図書館をおススメしたところ、次お互いが休みの時に一緒に勉強をしに行くことになったのです。
急展開!これってもしかしてデートってやつですか!?
幼稚園児にはもう天にも昇る心境です。
もう一度言いますがこの当時すでに20代半ばです。
そして当日、遠足の日の小学生のような心境でぼくは待ち合わせ場所に向かいました。
つづく
今日も楽しい1日を。
たきまなぶでした。