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【プラグイン、メルマガ配信ツール両方を解説】WordPressでメルマガ登録用のフォームを設置する方法

WordPressを利用している場合、プラグインやメルマガ配信サービス等を活用することで、簡単に登録フォームを設置できます。

今回は、WordPressでのメルマガ登録フォームの設置方法、注意点、そして登録を促進するための戦略について詳しく解説します。

メルマガ登録フォームとは

メルマガ登録フォームは、ユーザーがメールアドレスなどの情報を入力してメルマガの購読を申し込むための専用フォームです。

シンプルなものでは、以下のようにメールアドレスのみの入力欄が設置され、プライバシーポリシーや利用規約への同意を求めるチェックボックスが含まれることが一般的です。

■メルマガ登録フォーム

メルマガ登録フォームを設置するメリット

メルマガ登録フォームを設置することで、24時間365日いつでも登録を受け付けることが可能になり、営業時間外でも登録者を増やせるというメリットがあります。

また、登録者情報が自動で記録されるため、企業側の手入力作業が不要となり業務効率が向上します。

さらに、特定電子メール法に基づき、ユーザーからの明確な同意(オプトイン)を得ることで、法令を遵守しながらメルマガ配信を行うことができます。

メルマガ登録フォームの作成方法

メルマガ登録フォームは、HTMLやCSS、PHPなどを使用して設置することも可能ですが、これには専門知識やスキルが必要となります。さらに、知識やスキルがあっても、設置には手間と時間がかかります。

WordPressでメルマガのフォームを設置するには、専門知識がなくても手軽に行うことが可能です。

効率よくメルマガ登録フォームを設置するための方法についてご紹介します。

1. WordPressのプラグインを利用する

WordPressでWebサイトを運営している場合、プラグインを活用してメルマガ登録フォームを設置するのが効率的です。プラグインは、Webサイトに必要な機能を手軽に追加できるツールで、専門的な知識がなくても簡単に使用できます。

以下に、メルマガ配信に適したプラグインを3つ紹介します。

1. Subscribe2

Subscribe2は、シンプルながらも効果的なメルマガ配信プラグインです。Subscribe2の特徴は以下の通りです。

  • 投稿や更新情報を登録者に通知できる。
  • 登録フォームをウィジェットやショートコードで簡単に挿入可能。
  • HTML形式とプレーンテキスト形式のメール送信に対応。
  • 軽量で、必要最低限の機能を求めるユーザーに最適。

私もこのSubscribe2を実際に使っています。導入方法やメールの配信方法まで解説している記事もありますので、詳しくはこちらをご参照ください。

2. MailPoet

MailPoetは、WordPressサイト内でメルマガを作成し、配信までを行えるプラグインです。

MailPoetの特徴は以下の通りです。

  • ドラッグ&ドロップエディターで美しいニュースレターを簡単に作成できる。
  • メールリスト管理や登録フォームの作成が一体化されている。
  • WooCommerceとの連携が可能で、ECサイト運営者にも最適。

3. Brevo(旧Sendinblue) for WordPress

Brevoの公式プラグインは、メール配信サービスとWordPressをシームレスに連携させます。

  • ドラッグ&ドロップのエディターを使用して、専門的なデザインのメールを簡単に作成できる。
  • ユーザーの行動や属性に基づいて、パーソナライズされたメールを自動的に送信できる。
  • メールの開封率、クリック率、購読解除率などの詳細なデータをリアルタイムで追跡・分析が可能。

Brevoは日本語のナビゲーションサイトがあり、日本のユーザーも利用しやすくなっています。

プラグインを選ぶ際のポイント

メルマガ配信のプラグインを選ぶ際にはいくつかポイントがあります。

  1. 日本語対応しているか。
  2. メール配信機能が含まれているか。
  3. セキュリティやメンテナンスがしっかり行われているか。
  4. 自分の目的や規模に合ったものを選ぶ。

プラグインの特性をよく理解し、目的に合ったものを選びましょう。

2. メルマガ配信ツールを使う

メルマガ配信ツールは、メルマガ配信フォーム作成機能を備えたものが多く、これを活用することで簡単に登録フォームを設置できます。

ドラッグ&ドロップ操作やテンプレートを使った直感的な編集が可能なツールが多いため、初心者にも比較的使いやすいことが特徴です。

WordPressプラグインとの違い

WordPressプラグインは、サイト内でメルマガの作成や配信を行うのに対し、メルマガ配信ツールは専用のサービスとして提供され、より高度な機能やサポートが受けられることが期待できます。

また、プラグインはサイトのパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、サイトの規模や目的に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。

さらに、配信ツールには以下のメリットがあります。

  • メルマガの配信から登録者情報の管理まで一括で行える。
  • セグメント配信や自動化機能を活用して、効果的なメールマーケティングが可能。

無料プランがあるサービスも多くあるため、比較的手軽にはじめることができるのも特徴の1つです。

代表的なメルマガ配信ツールには以下のものがあります。

ブラストメール(Blastmail)

引用:https://blastmail.jp/
特徴中小企業向けに特化したメール配信サービスで、使いやすさと高機能を兼ね備えています。
メリット日本語対応のサポート体制が整っており、迅速な対応が期待できます。
ステップメールやセグメント配信など、多彩な機能を搭載。
料金月額5,000円からのプランがあり、
無料トライアルも可能です。

配配メール

引用:https://www.hai2mail.jp/
特徴中小企業向けに特化したメール配信サービスで、使いやすさと高機能を兼ね備えています。
メリット日本語対応のサポート体制が整っており、迅速な対応が期待できます。
ステップメールやセグメント配信など、多彩な機能を搭載。
料金月額5,000円からのプランがあり、
無料トライアルも可能です。

メールチンプ(Mailchimp)

引用:https://mailchimp.com/
特徴世界中で利用されているメール配信サービスで、日本語にも対応しています。
メリット豊富なテンプレートとドラッグ&ドロップの編集機能で、デザイン性の高いメールを簡単に作成可能。
詳細な分析機能により、メールの効果測定が容易。
料金無料プランあり。
有料プランは月額1,500円から利用できます。

メルマガ登録フォームの設置手順

それではここからは具体的な設置手順を解説していきます。

WordPressプラグインのフォーム設置手順

Subscribe2を例に手順を解説していきます。

まずはSubscribe2をインストールします。

WordPressのダッシュボードから「プラグイン」→「新規追加」へ進み、「subscribe2」と検索してください。

「Subscribe2 – Form, Email Subscribers & Newsletters」という名前のプラグインを見つけたら、これをインストールして、有効化します。

インストールと有効化が完了すると、管理画面のメニューに「Subscribe2」が追加されます。

登録フォームを設置する

まずはユーザーにメルマガを購読してもらえるよう、メールアドレスの登録をしてもらう必要があります。

方法はいたって簡単で、固定ページや投稿ページに「Subscribe2HTML」を埋め込むだけです。(ブロックエディタの場合)

挿入すると編集画面に以下のような表示がでます。

ページを公開後、一度WordPressからログアウトしてSubscribe2を挿入したページを見てみると、以下のようなメールアドレス登録のフォームができています。

注意点として、WordPressにログインしたままの状態だと、以下のように「You may manage your subscription options from your profile.」と表示され、メールアドレス登録のフォームが出てこないのでご注意ください。

※ログアウトするとフォームが出てきます。

なお、このフォームから登録されたメールアドレスは、Subscribe2のメルマガ読者メニューで確認できます。

メールアドレスは管理画面から手動で追加することも可能です。

メルマガを作成する

メルマガの作成はいたって簡単。

Subscribe2 → 「メール送信 」からメルマガを作成し、宛先を選択して送信をするだけで完了です。これは楽ですね。

ファイルを添付する事もできます。また、左下の「プレビュー」ボタンで配信メールの内容を確認をすることもできます。

送信ボタンをクリックすると配信がされてしまうので、押す前に1度確認をしましょう。

メルマガ配信ツールのフォーム設置方法

次はメルマガ配信ツールでのフォームの設置方法を解説いたします。

1. ブラストメールの登録フォームを作成する

まず、ブラストメールの管理画面にログインし、登録フォームを作成します。フォームのデザインや入力項目を設定し、「埋込用HTMLを表示」から完成したフォームのHTMLをコピーします。

2. WordPressにフォームを埋め込む

取得したHTMLコードを、WordPressの投稿や固定ページ、またはウィジェットに貼り付けます。具体的な手順は以下の通りです。

  • 投稿や固定ページに埋め込む方法
    1. WordPressの管理画面で「投稿」または「固定ページ」から、フォームを設置したいページを選択または新規作成します。
    2. 「カスタムHTML」を選択し、HTMLコードを貼り付け、保存します。

以下の動画にて、ブラストメールのWordPresへのフォーム設置方法がわかりやすく解説されておりますので、こちらをご参考ください。

メルマガ登録フォーム作成時の注意点

フォームを作成する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 入力項目はなるべく必要最低限に
    入力項目が多すぎると、ユーザーが途中で離脱する可能性があります。必要な情報に絞り、シンプルなフォームを心がけましょう。

  • 個人情報の取り扱いを明示する
    プライバシーポリシーのリンクを設置し、個人情報の利用目的や問い合わせ先を明確に示すことで、ユーザーの安心感を高められます。

  • スマートフォン対応は必須
    レスポンシブデザインを採用し、スマートフォンからのアクセスでも快適に入力できるようにしましょう。

  • バリデーション(エラーチェック)機能を搭載する
    入力内容に誤りがあった場合、適切なエラーメッセージを表示してユーザーに再入力を促すことで、正確な情報を収集できます。

これらのポイントを踏まえて、ユーザーにとって使いやすいメルマガ登録フォームを作成しましょう。

メルマガ登録を促す方法

メルマガの登録者数を増やすためには、ユーザーにとって魅力的な特典を提供することが効果的です。特典の一例をご紹介します。

  • ホワイトペーパーを提供する
    商品やサービスに関連した情報をまとめた資料をダウンロードできるようにすることで、ユーザーの関心を引き、登録を促せます。

  • 無料セミナー動画の配信
    専門的な知識やノウハウを提供するセミナー動画を特典とすることで、ユーザーにとっての価値を高められます。

  • 限定クーポンの発行
    ECサイトなどでは、メルマガ登録者限定の割引クーポンを提供することで、購買意欲を刺激し、登録を促進できます。

これらの特典を活用し、ユーザーにとってメリットのあるメルマガ登録を促進しましょう。

まとめ

今回はWordPressでメルマガ登録フォームを設置する方法をご紹介いたしました。

設置自体はどのツールを使っても簡単にできるため、WordPressでメルマガ登録フォームを設置する際は、自分に合ったツールを使用することが大切です。

今回ご紹介した方法を踏まえながら、効果的なメルマガ配信を行いましょう。

それではまた!

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