香港チャレンジ回想録㉗ トラブルだらけの新メンバー
おはようございます!たきまなぶです。
前回はJapan Cafeというコミュニティを立ち上げ、盛り上がりを見せてきたお話しをさせていただきました。
今回は新メンバーが加入するもトラブルだらけでした。というお話しをさせていただきたいと思います。
・香港大好きGさん
ある日Aオーナーから連絡が入り、新たなメンバーが香港に来ることになりました。
もうインターンシッププログラムのことは忘れかけていたぼくでしたが、そういえばそんなこともやってたなと。
しかしこの新メンバーの方はぼくらとは違い、うちで働くというわけではなく、Aオーナーの知り合いが勤めている外資系保険会社で働きつつ、ぼくが経営の研修を週1回行うというものでした。
便宜上この方は以後Gさんとします。
・予定が狂う
こうしてGさんが香港に来てさっそく会い、色々話を聞きました。
Gさんはぼくより10歳ほど年上の方で、香港が大好きで何度も訪れているとのこと。また、英語にかなり力を入れており、日々英語学習に励み、セブ島への留学経験もある方でした。
住まいも事前にルームシェアできる先を探し、確保した上で来たとのこと。
今回は香港で働くチャンスがあるとネットで情報を見つけ、仕事は休みを取り参加をしたとのことでした。
「すごい熱量だな。てゆうかぼくのサポートいらなくね?」と感じつつ、ぼくらのようにAオーナーの口車にうまく乗せられてるんじゃないかと不安にも感じました。
なぜならGさんも海外就労支援の事業を行っているAオーナーの会社になかなかの参加費用を支払って来ていたからです。
そしてぼくの不安は予想以上に的中することになりました。
・失踪
こうして住まいも自分で確保し、インターン先も決まって意気揚々とやって来たGさん。しかしいざ来てみるとその保険会社の方と連絡つかないのです。
Aオーナーが何度連絡しても返信がないとのことで、職場まで1度行ってみてほしいと依頼を受けました。
さっそく某外資系保険会社に行ってみると、カナダ人のお偉いさんが出てきてくれました。
すると衝撃の発言
「彼(インターンを受け入れてくれる予定だった人)は数日前から来てないよ。私も連絡が取れなくなってしまったんだ」とのこと。
ちなみにそのカナダ人のお偉いさんはインターンの件は一切聞いていないとのことで、Gさん香港に来ていきなりインターン先がなくなるという衝撃の事態が起こりました。
・就労支援
こうして急遽Gさんの就労支援をすることに。
うちの会社で働いてもらうという選択肢もありましたが、「香港で英語を使って仕事がしたい」というGさんのニーズに応えられる仕事がないため、新しい受け入れ先を探すことになりました。
Aオーナーの別の知り合いの方を紹介してもらい、さっそく面接。
その企業も同じく保険会社でした。
面接は仲介役のぼくも行くこととなり、カフェで面談。
しかしその企業の欲しい人材とGさんの要望が完全にミスマッチしており、残念ながらあえなく不採用。
Aオーナーはたまに香港に来る程度なので香港ではあまり人脈が広くなく、紹介できる先もなくなり、とりあえず週1回を予定していた研修を毎日行うことにしました。
経営の研修と言っても「駆け出し雇われ社長」のぼくが偉そうに経営の講釈を垂れるなどということはできるはずもなく、A、B両オーナーから受けた研修を丸パクリするというものでした 笑
・試行錯誤と追加トラブル
しかし研修だけでは当然Gさんのニーズは満たすことができず、「Japan Cafe」の交流会に参加してもらったり、ぼくとFさんの中国語講師の先生に特別に個別広東語講座を開いてもらったりしました。
そんな折、Gさんがうかない顔をしてオフィスにやって来ました。
事情を伺ってみると「ルームシェアをしている先のシェアメイトとトラブルになっている」とのこと。詳しい内容は教えてはもらえませんでしたが、香港に来てからトラブル続きで相当参っている様子。
その日彼はAオーナーに「日本に帰国したいです」と連絡していました。
たしかにその方がいいかもしれないとぼくも考え、それをGさんに伝え、彼は2週間ほどで日本に帰国することとなりました。
「申し訳ないことをしたな」と感じつつ、ぼくはAオーナーのやり方に更に不信感を募らせていきました。
そしてGさんが帰国する直前、また新たなメンバーがインターンにやって来るとの連絡が入りました。
つづく
今日も素敵な1日を。
たきまなぶでした。