カウンセラーさん向け ブログで集客をする方法
前回、カウンセラーさん向け ブログの作り方【Webのプロが優しく解説】で主にWordPressのブログ開設方法について解説をいたしました。
今回はブログで具体的にどうやって集客をしていけばいいのかを解説していきます。
ブログを立ち上げた方ばかりでなく、
- ブログを立ち上げたけど書くネタにいつも困っている
- なかなかアクセス数が増えない
という方にも役に立つ内容となりますので、ぜひ最後までご一読ください。
勝負するジャンルを決める
カウンセラーさんの場合は、メンタルに関わる内容を発信される方が多いと思います。
その中でどの分野が自分が得意なのか、ニーズがありそうなのかを考えます。
ここでのポイントは「ニーズはあるけど競合が少ない(弱い)」ジャンルを見つけることです。
これまでのキャリアや経験、学んできたこと等、様々な角度から探してして見つけていきましょう。
なお、今回は趣味ではなく、あくまで仕事で集客をするためのブログの解説となりますので、仕事とは無関係のジャンル(食べ歩きや旅行等)は除外して考えます。
では、具体的にジャンルをどう見つけていくのかを解説していきます。
クライエントと接していて質問や要望が多い内容
クライエントからの質問や要望が多い項目は、他の人も疑問に思ったり悩んだりしている可能性が高いです。
例えば、あなたが上司との人間関係でのお悩み相談を受けるケースが多く、クライエントから「上司から怒られたときの対処法がわからない」というお声が多かった場合は、
「上司から怒られたときの対処法3選」
のような記事をつくればニーズが高い可能性があります。
こういった形で、上司との人間関係に特化した記事をどんどんつくっていけば、このジャンルで検索されたときにあなたの記事が多くの人に見られる可能性が高くなります。
経験とスキルを掛け合わせる
カウンセラーさんの場合、人の話を聞くプロにはなりますが、ですがそれでPRポイントが「あなたのお悩みをお聞きします」だけだと他との差別化ができません。埋もれてしまう可能性が極めて高いです。
そこでもしあなたに子育ての経験をお持ちの場合「傾聴 × 子育て経験」=「子育てのお悩みに特化したカウンセラー」という強みを出すことができます。
そこで自分が経験してきた子育ての悩みや、カウンセラーならではの心の持ち方や、解決してきた方法等を記事にしていくことで、あなただけの強みをだしていきます。
この経験を掛け合わせることでライバルはどんどん少なくなっていきます。
ちなみにぼくの場合は「Web制作・Webマーケティング × うつ病の経験」を掛け合わせて「カウンセラー専門のWeb制作・Webマーケティング事業」を展開しています。
ライバルが少ないけどニーズはある分野、他の人には簡単に真似できない分野をぜひ見つけていってください。
まずはニッチなスモールキーワードで戦う
スモールキーワードとは、検索回数が少なく、いくつかの単語を組み合わせた複合キーワードやニッチなキーワードになります。
例えば:「うつ カウンセリング 群馬」「夫婦問題 相談 群馬」
といったものになります。それに対し、「カウンセリング」「うつ病」等の単独で検索回数が多いキーワードはビッグキーワードといいます。
なぜ、スモールキーワードを狙うかというと、目的は二点あります。
- 上位表示が狙いやすい
- 個人でビッグキーワードで戦うのはそもそも無謀
- 上位表示されると自信がつき継続しやすい
というものです。上記の例のGoogle検査結果数は下記になります(2023年1月現在)
- うつ カウンセリング 群馬:610,000件
- 夫婦問題 相談 群馬:1,820,000件
- カウンセリング:31,000,000件
- うつ病:25,500,000件
このように検索結果件数だけを見ても圧倒的な違いがあります。
ビッグキーワードは医療機関等の権威がある専門家や、知名度がある大手企業が上位表示される傾向が高く、個人のカウンセラーさんがこれらに対抗するのは得策とは言えません。
そのため、様々なスモールキーワードで上位表示をさせてブログを見てらもらうことが必要になってきます。
スモールキーワードは複数のキーワードを掛け合わせて検索を行なっているため、悩みが具体的であるケースが多いのが特徴です。
つまり、スモールキーワードであなたの記事が発見され、悩みが解決できればお客様になってくれる可能性が高いと言えます。
ここでの注意点として、ニッチ過ぎてもほぼ見られない。という点にはご注意ください。
なお、キーワードの具体的な探し方はまた別途解説をしたいと思います。
記事を見る人の悩みを意識する
キーワードを決めたら、記事のタイトルにそのキーワードを入れたタイトルをつけ、実際に記事を書いていきます。
ここでのポイントは記事を見る人の悩みを意識しながら記事をつくることです。
- どんな経緯で今の悩みを抱えるようになったのか
- なぜ今の悩みを抱えているのか
- どんな解決策を提示すれば喜んでもらえるか、等
「相手の視点に立って悩みにお答えする」ということを常に意識して記事を書きましょう。
自分が書きたいことを書いてはダメなのか?という疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
これは「集客」という観点からはあまり良くありませんが、ブログの「継続」という観点からはアリだと思います。
ブログは結局継続ができなければ集客はできませんし、記事の更新をストップしてしまえば、集客の効果はだんだん弱くなっていきます。
そのためまず何より「継続」が重要になります。
人間楽しくないことを続けるのはほぼ不可能です。
自分が書きたい分野で集客効果が出ることがベストですが、そうでない場合は、たまにはただ自分が書きたいことだけを書くのもアリだとぼくは思います。
成果が出るまでには時間がかかることを予め認識しておく
これからブログで集客をしようとするカウンセラーさんには必ず知っていただきたい点として、成果が出るまでには時間がかかる、という点になります。
人間ともするとすぐに成果を求めがちになります。
多くの人が即効性のあるダイエット方法に飛びついてしまうように。
ですがブログの更新のようなSEO対策での集客は、すぐに成果がでることはほとんどありません。
動画を数本更新しただけでバズるYouTuberがほとんどいないのと同じようなものです。
最低100記事つくる
ではどれくらい記事を書けばいいかというと、最低でも100記事はつくりましょう。
集客できるかどうか悩むのはそこからです。
もちろん思考停止でただ記事をつくればいいというわけではありません。
現在のGoogleはコンテンツの量より質を重視する傾向にあります。そのため、ただ量を生産しても集客は難しいというのが現実です。
ですが、いい記事を書けるようになるには量は必須です。
ブログに限った話ではなく、どんな世界でもまずは量をこなして質が向上していきます。サッカーをはじめた人が1ヶ月でプロになることは不可能です。
本気で集客がしたい、というカウンセラーさんは、言い訳せずまず本気の100記事をつくりましょう。
仮に100記事つくって集客がうまくいかなかったとしても、100記事書いた経験とスキルは残ります。
絶対に無駄にはならないのでぜひチャレンジしてみてくだい。
まとめ
ジャンルは絞ると前述しましたが、1つだけに絞る必要はありません。
また、うまくいかなかったり、決めたジャンルで記事を書くのが難しそうなら途中で変えてしまっても全く問題ありません。
むしろやりながら変化をしていくのは当たり前です。最初から上手くいく人はほとんどいません。
誰もが試行錯誤しながら、トライアンドエラーを繰り返しています。
ブログでの集客は中長期での取り組みが必須です。少しづつ、自分のペースで取り組んでいきましょう。
どうしても自分一人では継続が難しいという方は、ブログ記事の提案や、マーケティング支援をシレクリでも行なっております。
ご興味がある方はホームページ運用支援サービスをご検討ください。
それではまた!