【カウンセラー向け】フリーランスで活躍するために必要なビジネススキルとは?
現代社会ではメンタルの問題はとても身近なものとなりました。
それに加え、インターネットでオンラインでのカウンセリングも可能となった背景もあり、カウンセラーの需要は年々高まっています。
カウンセラーと聞くと、医療機関や教育機関、企業に所属して働く人と思う方が多いかもしれません。しかし実際は、独立開業してフリーランスとして活躍しているカウンセラーさんも大勢います。
日本でメンタルの悩みを抱える方は非常に多く、それだけカウンセラーは需要のある仕事と言えます。フリーランスでカウンセラーになることには、以下のようなメリットがあります。
- 人の悩みを扱う仕事の需要は減らない
- 副業からでも始められる
- 一対一で話を聞く仕事のため、個人で始めるのに向いている
- 人間にしかできない仕事のため、AIに置き換えられるリスクが低く、長く続けられる
また、カウンセラーという仕事と、フリーランスという働き方はとても相性がいいです。
今回はカウンセラーでフリーランスになって活躍したい!という方のために必要なビジネススキルをご紹介します。
- フリーランスになって自由な働き方がしたい
- カウンセラーに興味がある
- フリーランスのカウンセラーになって、組織に縛られずに多くの人たちの力になりたい
という方はぜひ最後までご一読ください。
カウンセラーとフリーランスは相性がいい理由
「フリーランスには興味があるけど食べていけるのか不安」と感じられる方はかなり多いかと思います。
「カウンセラーは需要があるから誰でも集客ができます!」とは決して言えませんが、(こんなことを言っている人がいれば十中八九詐欺商材を売ろうとしてる情報商材屋さんなのでご注意ください)
カウンセラーは需要がありながら、かなり少ないコストで独立・運営が可能です。
オフィスを借りずに自宅で開業をすれば、かかる費用は基本的にはホームページの運営費(外注する場合)とネットの通信費くらいです。
つまり、仮に上手くいかなかったとしても、大した痛手は受けません。
独立開業をするとなると、売上を上げることに焦点がいきがちですが、生き残る上で大切なポイントは固定費を抑えることです。
しかも個人事業主として事業を行えば、通信費や電気代、家賃は一部を経費として計上することもできるようになります。
そういった意味で、カウンセラーとフリーランスという働き方は相性がとてもいいと言えます。
マーケティングスキル 選択と集中
フリーランスとして活動をする場合、最初は1人で事業をスタートされる方がほとんどだと思います。ぼくももちろんそうでした。
そんな個人の方が事業を新たに始める場合、大切なことは選択と集中です。
つまり、自分がどこで勝負するのかを定め、そこだけに全力投球をしていく、ということです。
1人でできることには限りがあります。自分はどこで勝負をするのかはしっかり決めましょう。単純に「カウンセリングをします」だけでは他のカウンセラーさんの中に埋もれてしまいます。
具体的には以下のようなことに取り組みます。
ターゲット市場の絞り込み
ビジネスを行う上でターゲット市場を絞り込むことが重要です。どのような顧客にサービスを提供するかを明確にすることで、マーケティング戦略を効果的に展開することができます。
サービスの特化
提供するサービスを特化させます。自分が得意とする分野や、他の競合者よりも優れたスキルを持っている分野を見つけ、その分野で専門家としての地位を確立することが重要です。
顧客満足度の向上
顧客満足度を高めることが必要です。顧客が満足するサービスを提供することで、リピート顧客を獲得し、ビジネスの成長を促進することができます。
良好なネットワークの構築
良好なビジネスネットワークを構築します。業界の専門家や同業者とのつながりを築き、ビジネスを行う上での情報収集や協力関係を築くことができます。
以上のようなことに取り組み、自分が成すべきことに集中することで、フリーランスとして成功の可能性はぐっと上がります。
コミュニケーションスキル
カウンセラーにとって、コミュニケーションスキルは非常に重要です。
コミュニケーションスキルと聞くと、「そんなの当たり前」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、本質的なスキルなだけに、ここのスキルがしっかり備わっている人は実は案外少ない、というのがぼくの所感です。
心理学を学ぶことと、コミュニケーションスキルを高めることはイコールではありません。
心理学とコミュニケーションは相互補完関係にはありますが、コミュニケーションスキルは基本的に人とのコミュニケーションを実際に行う中でしか磨かれません。
カウンセラーさんの中にも、「かくあるべき」という思考が強く、「こうであってはならない」という思考パターンに陥りがちな方もいます。
そんな方がクライアントと接する時、きちんと正しいことを伝えなければならないという思考がはたらき、無意識の内に自分の知識や意見を押し付つけてしまうケースがあります。
まず目の前のクライアントを理解し、受け入れる。このコミュニケーションの基本がとても大切です。
学び続ける力
カウンセラーさんの多くは、カウンセラーとして仕事をするまで、心理学やカウンセリングの技法等、かなりの時間を学びに費やされてきたと思います。
しかしカウンセラーに限らず、フリーランスという一経営者として、一人の人として学びに終わりはありません。
結果を出している経営者はほぼ例外なく皆勉強家です。どれだけ地位が上がっても、年齢を重ねても謙虚に学び続けています。
特にカウンセラーという高度な専門性が求めれらる仕事では、学び続けることは必須であると言えます。カウンセラーさんにとって学び続けるメリットは以下の点になります。
専門知識の更新
カウンセラーは、常に新しい情報や研究結果にアクセスして、自分の専門知識を更新する必要があります。新しい治療法やアプローチ、新しい精神疾患の理解について学ぶことで、より効果的なカウンセリングを提供できるようになります。
クライアントへのサポート
クライアントの問題やニーズは常に変化していくため、カウンセラーも常に新しいスキルや知識を学び続ける必要があります。これにより、クライアントのニーズに応えるために、最新のアプローチや治療法を提供できるようになります。
自己啓発
カウンセラーが自分自身に対しても学び続けることは、自己啓発につながります。新しい知識やスキルを身につけることで、カウンセラー自身も成長し、より良い人間関係や生活を築くことができます。
エビデンスに基づいたアプローチ
最近の研究により、エビデンスに基づいたアプローチがより効果的であることが示されています。カウンセラーが学び続けることで、より効果的なアプローチを取り入れることができます。
様々述べてきましたが、メリットや重要性は抜きにしても、何より学びは純粋に楽しいものです。
学びを楽しみ、日々自分を向上させていきましょう。
継続力
継続力は成功のために必須のスキルです。成功するというと、何か特別なことをする必要があると考えがちですが、実際はもっとシンプルです。
それは、当たり前のことを他の人が真似できないレベルで継続し続けることです。
例えば自分のホームページを作って十分に稼げるようになるくらい集客ができるようになりたいと考えたとします。
その場合は、十分な集客ができるようになるまで、トライアンドエラーを繰り返しながらコンテンツを作り続けるだけです。
本来成功法則というのは非常にシンプルです。でも多くの人はこのことから目を背け、簡単に、楽して成功する方法を探します。
逆に言えば、だからこそ、当たり前のことを継続し続ければ勝つことができるのです。
英語にも、Easy Come, Easy Go(得やすいものは失いやすい)という言葉があるように、仮に誰でも簡単にできる成功できる方法があるとしたら、皆が飛びついて一瞬で廃れて価値がなくなります。
まとめ
今回はフリーランスのカウンセラーとして活躍するためのスキルをご紹介いたしました。
今回ご紹介したスキルはどれも、小手先のテクニックではなく本質的な内容になります。
その分、面白みには欠けますが、本質的であるが故に、これらを磨き続けていけば間違いなく長年活躍できるフリーランスカウンセラーになれます。
もちろん「誰でも、簡単に」ではありません。でも特別な才能は一切必要ありません。
必要なのは、フリーランスカウンセラーになって何を成し遂げたいか、という情熱です。その熱意が困難にぶつかっても前進し続ける原動力となります。
理由が崇高かどうかは関係ありません。お金儲け、自由な時間を手に入れる、人に干渉されたくない等、なんでもOKです。その理由に自分が心から情熱を注げるかどうかが全てです。
ぼく自身、一フリーランスとして、今回ご紹介したスキルを磨き続けている真っ最中です。
一緒に頑張ってくださる方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にお声がけください。
それではまた!