【カウンセラー向け】ダメなホームページの特徴5選 具体例を入れて解説
今回はカウンセラーさん向けに、ダメなホームページの特徴を5つ紹介します。
新たにホームページの開設や、現在あるホームページの改善を考えている方は、これらのポイントを避けることで、より良いホームページを目指すことができます。
今回ご紹介する内容に当てはまっていたとしても、落ち込む必要はありません。ホームページは本来改善を積み重ねて良くしていくものだからです。
改善すべきところは改善して、効果的なホームページ制作のポイントを押さえて、カウンセリング事業を成功に導きましょう!
ターゲットが不明確
ホームページの目的が曖昧で、ターゲットが不明確な場合、訪問者にとって魅力的なコンテンツを提供できません。ターゲットを絞り込み、そのニーズに合わせた情報を提供することが重要です。
ターゲットが不明確なホームページは、訪問者にとって魅力的なコンテンツが提供されていないことが多いです。具体例として、カウンセラーさんのホームページでのターゲットが不明確な場合を考えてみましょう。
例1: カウンセリングの対象が広すぎる
カウンセリングの対象が「すべての悩みを持つ人」のように広すぎると、ホームページ上でどのような悩みに対しても対応できると主張していることになります。
しかし、これでは訪問者が自分の悩みに対してカウンセラーがどれだけ理解しているのか、専門性があるのかがわからず、信頼性に欠けます。
医者に行くときに、自分の症状に合った専門医を選ぶのと一緒です。あなたが全ての悩みを解決するのは不可能です。自分の得意なこと、専門分野に集中しましょう。
例2: 専門用語が多い
ホームページにカウンセリングに関する専門用語を多用することで、一部の専門家には理解できるかもしれませんが、一般の訪問者には理解しにくくなります。
心理学やカウンセリングの専門知識がないクライエントにも、わかりやすい言葉で情報を伝えることが重要です。
どんな世界でも実力に乏しい人ほど専門用語や難しい言葉を使う傾向にあります。誰が見ても理解できる平易な言葉で情報を載せましょう。
ホームページはユーザーへの情報提供のためにあります。
例3: 複数の異なるターゲットを同時に狙っている
例えば、カウンセリングサービスを提供すると同時に、カウンセラー向けの研修やセミナーも提供している場合、その両方を同じホームページでアピールしようとすると、どちらのターゲットにも訴求できず、メッセージが伝わりにくくなります。
どちらの事業も行うことが悪いのではなく、どこを一番訴求するのか、優先順位をつけることが重要です。
ターゲットが不明確なホームページを改善するためには、まず具体的なターゲットを設定し、そのニーズや悩みをリサーチしましょう。次に、ターゲットに合ったコンテンツやデザインを考え、ホームページ全体で一貫したメッセージを発信することが大切です。
情報が古い、更新されていない
あなたのホームページは作ってから作りっぱなしになっていませんか?
情報が古い、または定期的に更新されていないホームページは、訪問者にとって信用性が低くなります。
ホームページは言わばネット上のあなたのお店です。例えば5年間清掃が全くされていないお店に行きたいとは誰も思いません。
過去の記事でも何度も触れていますが、ホームページは(というかwebマーケティングそのものが)検証→改善の繰り返しです。
とは言え、いきなり更新に力を入れすぎると挫折の原因になります。まずは月1、2回から、情報の更新やコンテンツの追加を行って行きましょう。
ナビゲーションが使いにくい
使いにくいナビゲーションは、訪問者にストレスを与え、離脱率を高める原因になります。
シンプルでわかりやすいナビゲーションを心がけ、訪問者が必要な情報に簡単にアクセスできるようにしましょう。
使いにくいナビゲーションの例をご紹介します。
例1: 項目が多すぎる
ナビゲーションメニューに項目が多すぎると、訪問者は目的のページにたどり着くまでに多くのクリックが必要になり、ストレスが溜まります。
また、多くの選択肢があることで、迷ってしまうことがあります。必要な項目を厳選し、シンプルな構造にすることが重要です。
メニューで一番大事なのは「どこに行けばどの情報があるか」が「パッと見」でわかるようにすることです。
メニューの数は多くて7、8個くらいまでにまとめます。 それ以上になる場合は、サブメニューを活用しましょう。
例2: 項目名がわかりにくい
ナビゲーションの項目名が一般的でない言葉や、独自の造語を使用している場合、訪問者はその項目がどのような内容を指しているのか理解しにくくなります。一般的でわかりやすい言葉を用いることが大切です。
例3: 階層が深い
ナビゲーションの階層が深いと、訪問者はたどり着きたいページまでに多くのクリックが必要になり、ストレスを感じることがあります。
できるだけ階層を浅くし、目的のページに簡単にたどり着ける構造にすることが望ましいです。
2クリックでどのページも見れるような構成にしましょう。
例4: スマホやタブレット用のデザインが適用されていない
スマートフォンやタブレットで閲覧した際に、ナビゲーションが使いにくくなっている場合もあります。レスポンシブデザインを適用し、デバイスに応じてナビゲーションが適切に表示されるようにすることが重要です。
特にスマホで見やすい構造になっているかどうかはSEOにも影響をします。カウンセラーさんのホームページの場合はスマホで閲覧をする人が多いのが一般的です。ここは必ず対応をしましょう。
使いにくいナビゲーションを改善するためには、シンプルでわかりやすい構造にすることが大切です。また、デバイスに応じて適切な表示がされるように、レスポンシブデザインを採用することを検討しましょう。
デザインが古臭い、または雑然としている
デザインが古臭い、または雑然としているホームページは、訪問者に悪い印象を与えます。シンプルでモダンなデザインを採用し、情報が伝わりやすいレイアウトを心がけましょう。
実際にはあなたがスキルが高いカウンセラーだったとしても、ホームページのデザインが粗悪だと、信頼感の低下につながります。
「どう見せるか」というのはどんな分野でも非常に重要です。
粗悪なデザインの具体例をいくつか挙げます。
例1: グラデーションや影を多用したデザイン
過去にはグラデーションや影を多用したデザインが流行していましたが、現在ではシンプルでフラットなデザインが主流となっています。グラデーションや影を多用すると、デザインが古臭く見えることがあります。
例2: テキストが詰め込まれたレイアウト
情報が多く、テキストが詰め込まれたレイアウトは、訪問者にとって読みづらく、雑然とした印象を与えます。適切な余白を設け、情報を整理しやすいレイアウトにすることが大切です。
例3: 不適切なフォントの使用
古いフォントや装飾的なフォントを使用すると、デザインが古臭く見えることがあります。また、装飾的なフォントは読みづらい場合があります。シンプルで読みやすいフォントを選ぶことが重要です。
例4: 画像の品質が低い
画像という視覚情報がホームページの印象に与える影響は絶大です。
画像の解像度が低かったり、圧縮しすぎて画質が悪い場合、デザインが一気に粗悪になります。
また、画像のサイズがバラバラだったり、配置が雑であると、全体のデザインが乱れます。
高品質な画像を選び、適切なサイズや配置に気をつけましょう。
デザインが古臭い、または雑然としているホームページを改善するためには、シンプルでモダンなデザインを採用し、情報が伝わりやすいレイアウトを心がけることが大切です。また、適切なフォントや画像を使用し、全体のデザインが統一感のあるものになるように注意しましょう。
SEO対策がされていない
検索エンジンからの流入を増やすためには、SEO対策が必要です。タイトルやメタディスクリプション、キーワードの適切な設定、内部リンクの最適化など、基本的なSEO対策を実施しましょう。
SEO対策がきちんとされていないホームページは、検索エンジンからの流入が期待できず、訪問者数が伸び悩むことがあります。以下に、SEO対策が不十分なホームページの具体例をいくつか挙げます。
例1: タイトルタグやメタディスクリプションが適切でない
タイトルタグはサイトのタイトル、メタディスクリプションはサイトの説明文になります。
タイトルタグやメタディスクリプションが適切でない場合、検索エンジンがページの内容を正確に把握できず、検索結果に適切に表示されません。
タイトルタグには、ページの内容を的確に表すキーワードを含め、メタディスクリプションには、訪問者にとって魅力的な説明文を記述しましょう。
タイトル、メタディスクリプションに関しては、過去の記事で詳しく解説をしておりますので、よろしければこちらも合わせてご一読ください。
例2: 内部リンクが最適化されていない
内部リンクとは、ホームページ内で異なるページ同士をつなげる方法です。
カウンセリングルームのホームページを例すると、「サービスの説明」、「スタッフ紹介」、「予約方法」などのページを繋げ、クライアントが興味のある情報に簡単にアクセスできるようにする機能です。
内部リンクが最適化されていないと、検索エンジンがホームページ内のコンテンツを適切にクロールできません。
また、訪問者が関連する情報にたどり着きにくくなります。適切なアンカーテキストを用いて、関連するページ同士をリンクさせましょう。
例3: 重複コンテンツが存在する
重複したコンテンツが存在すると、検索エンジンはどのページを評価すべきか判断しにくくなり、検索順位に悪影響を与えることがあります。重複コンテンツを削除または統合し、ユニークなコンテンツを提供しましょう。
例4: サイトが重い
ホームページの表示速度は、SEOにおいて非常に重要な要素です。Googleのサイト評価基準にもなっています。表示速度が遅いホームページは、SEOの評価が下がるだけでなく、ユーザーからの離脱も招きやすくなります。
まずは「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」という、Googleが公式に出しているサイトで、ホームページの表示速度を計測しましょう。
ここでウェブページの読み込み速度をスコア測定(0~100)してくれるツールです。
モバイル、パソコンに対応しており、URLを入力するだけでウェブサイトのページ読み込み速度や改善ポイントが分析されます。
以下がスコア評価になります。ここはぜひGoodを目指しましょう!
スコア評価
Good 90~100 緑(速い)
Medium 50~89 オレンジ(平均)
Low 0~49 赤(遅い)
具体的な改善方法はまた別な記事で解説をしたいと思います。
SEO対策がされていないホームページを改善するためには、上記のようなポイントに注意し、基本的なSEO対策を実施することが大切です。
また、定期的にSEO対策の状況をチェックし、必要に応じて調整を行うことも重要です。検索エンジンのアルゴリズムは時々更新されるため、最新のSEO対策に取り組むことで、競合に差をつけることができます。
まとめ
ダメなホームページの特徴を5つ紹介しました。これらのポイントを避け、ユーザーニーズに合わせたコンテンツやデザインを心がけることで、訪問者にとって魅力的なホームページを制作することができます。
カウンセラーさんのホームページでは、相談者の悩みやニーズに寄り添った情報提供や、安心感を与えるデザインが特に重要です。
これらのポイントを踏まえて、ホームページ制作や改善に取り組んでください。また、定期的なアクセス解析やフィードバックの収集を行うことで、さらに効果的なホームページに仕上げることができます。
これらをご自身で行うことが難しい場合はプロへの外注を検討しましょう。自分にできないことはできる人に任せることで、自分が成すべきことに集中することができます。
今回の記事があなたのカウンセリングルームの発展の何か一助になれば幸いです。
それではまた!