Web（ネット）での集客を失敗させる方法5選

Web（ネット）集客をやってみたけど上手くいかなかったという例は星の数ほどあります。

業者に頼んでSEOやWeb広告をやってみたものの、コストばかりがかかって思ったように成果が出なかった、という話も珍しくありません。

実際それはやり方が間違っていただけで、きちんと取り組めばネットを活用した集客戦略はかなりの威力を発揮します。

不思議なことに、世の中は「こうすれば必ず成功する！」という方法はほとんどありませんが、「これをやれば必ず失敗する！」という方法は共通しています。

今回ご紹介する方法を避ければ、失敗する確率を下げ、より成功へ近づけることができることができます。

特に避けるべき5つの方法をご紹介し、それらからどのように学び、改善するかを解説します。

Web（ネット）集客とは

まずWeb（ネット）集客とは、インターネットを利用して見込み顧客にアプローチし、商品やサービスに興味を持ってもらうための一連の活動を指します。

かつてはチラシ配布や展示会参加など、オフラインの手法が主流でしたが、Web（ネット）集客にはそれらと比べてコストがかからないという大きな利点があります。

インターネットの普及により、アプローチできるユーザーの数は膨大になりました。これにより、地域を問わず、幅広い潜在顧客に自分の商品やサービスを知ってもらうことが可能です。

さらに、一度作成した自社のコンテンツは、時間が経ってもその価値を保ち続けるため、長期的な資産となります。

独自性のあるコンテンツを作ることで、ブランドの個性を際立たせ、顧客との強い結びつきを築くことができます。

Web（ネット）集客の6の手法

それでは具体的にWeb（ネット）集客ではどんな方法があるかをご紹介します。

ただし全てを取り組むのはかなり困難なため、ご自分のビジネスに合うもの、長期的に継続できそうなものを行っていくことが大切になります。

1. SEO
   良質なコンテンツを提供することで、検索エンジンの評価を高め、ウェブサイトへのアクセスを増やす手法です。
   
   
2. MEO
   Googleマップなどの地図サービスにおいて、自社のビジネスを上位に表示させるための最適化を行います。特に地域密着型のビジネスに効果的です。
   
   
3. プレスリリース配信
   プレスリリースを配信することで、メディアに転載されるなどし、自社サイトへの集客になる。プレスリリース代行サービスなどもあります。
   
   
4. SNS
   Facebook、Instagram、Xなど、ターゲットに合わせたSNSプラットフォームでの定期的な投稿や広告を通じて、ブランドの認知度向上と顧客との関係構築を図ります。
   
   
5. リスティング広告（検索連動型広告）
   キーワード検索に連動して表示される広告を利用し、検索ユーザーの関心に基づいた効果的な広告を展開します。
   
   
6. アフィリエイト広告
   第三者のウェブサイトやブログを通じて商品やサービスを紹介し、成果に応じて報酬を支払う広告手法です。
   

失敗その1：目的が曖昧

最も一般的な失敗の一つは、目的が曖昧になっているケース。

「他の企業がやっているから」という理由のみで闇雲にスタートさせてしまっては、成果は出ません。

たとえば、新規顧客を獲得したいのか、リピーターを育成したいのか、ブランドを認知させたいのかなど、何を実現したいのかによって適切な手法は異なります。

ゴールが曖昧な状態で進めてしまうと戦略にブレが生じてしまうため、限られた予算を効果的に使うためにも、まずは具体的な目標を立てるようにしましょう。

また、目的を明確にすると同時に、自社やサービス・商品の特徴、アピールポイントも明確にしておきましょう。

具体的にはこれらの点を頭の中だけで考えるのではなく、紙でもスマホでもPCでもいいので書き出すことがおすすめ。

これらの点を明確にすることで、競合他社との差別化を図り、ブランドメッセージの一貫性を保ちながらターゲットへ的確にアピールすることができます。

失敗その2：ターゲットを絞れていない

Web集客が失敗するケースの2つ目は、ターゲットが不明確なケース。

現在は世代によって情報収集の方法が変わってきており、Web検索を得意とする世代もあれば、SNS検索が主流となっている世代もあり、だれをターゲットに据えるかによって有効な手法が異なります。

ターゲット像が具体的であるほど、採用すべき手法や優先順位も定めやすくなるため、ペルソナを設定するなどして訴求対象を明確にしておきましょう。

また、ターゲットをしっかり絞ることによって、より少ない費用や労力で成果を出すことができるようになります。

失敗その3：自社に合っていない手法を使っている

上述した通り、Web集客の方法には様々なものがあります。どれも一長一短があり、業種や、ターゲットが誰になるかに等で有効な手法は異なります。

ただ、Web集客の手法は一つに限定する必要はありません。複数組み合わせることも可能です。実際のWeb集客において、複数の手法を組み合わせて活用するケースは多くあります。

複数の手法を組み合わせることで、違うターゲット層にアプローチできたり、ターゲットに対して多角的なアプローチが可能になります。また、リスク分散の観点からも有効です。

また、実際に様々な手法を試してみて、自社に合う手法を取捨選択していくことも大切です。やってみなければわからない部分も大きいので、まずは気になる手法から試してみましょう。

失敗その4：情報の発信、更新をしていない

個人でも誰でも情報発信ができるようになった現在、情報発信を怠ればWeb集客はうまくいきません。

上述した集客方法の中でも、特にSEOやMEO、SNSはすぐに成果が出る施策ではないため、継続的に情報発信や改善を継続することが大切です。

Googleで上位に表示されていたコンテンツでも、Googleのアルゴリズムの変更や、競合の台頭で順位が落ちてしまうことは日常茶飯事です。

たとえサイトの質が良くてページ数が多くても、更新が止まっていると「情報が古いのではないか」「もう営業していないのではないか」と思われてしまいます。

言い換えれば、常に最新の情報にアップデートをしていれば、それは情報の信頼感アップにつながります。

情報発信を継続しつつ、今までの施策の結果を分析して次に反映することで、より効果的なWeb集客につなげることができます。

失敗その5：分析、改善を行っていない（データを見ずに感覚で運営している）

日々コンテンツを作り続けていても、あまり集客がうまくいっていないWebサイトはかなり多くあります。その原因のほとんどは、分析や改善をおこなっておらず、自分の感覚で情報を発信しているケースがほとんどです。

Webマーケティングの強みは、リアルタイムでデータがとれ、分析・改善のサイクルを常に回し続けることができる点にあります。

これを使わない手はありません。Web集客において、データを用いた分析・改善を行わないことは、言ってみれば無人島でラーメン店を開くことに近い行為です。

人がいないところでどれだけ頑張ってみてもうまくいくはずがありません。

かく言うぼく自身、これをやって失敗した経験があります。

まずはGoogleサーチコンソールと、Googleアナリティクスを活用して現状把握をするところからはじめましょう。

まとめ

今回はWeb（ネット）集客の失敗する方法をご紹介しました。

成功の方法は再現性が高くないものが多いですが、失敗する方法は再現性が高いことがほとんどです。

Web集客は地道な改善で徐々に成果を伸ばしていくのが基本です。

まずは自分がこの失敗する方法を行っていないかを確認していただき、当てはまるものがあればまずはそこから改善をしていきましょう。

それではまた！