【コンサルタント向け】ホームページ作成でよくある失敗5選
ホームページはコンサルタントにとって、実績や専門性を正しく伝えるための重要なツールです。
しかし、間違った方法で作成されたホームページは、「なんか怪しそう・・・」という胡散臭い印象にもなりかねず、むしろ信頼を損なってしまう可能性すらあります。
そこで今回はそんなリスクを避けるためにも、コンサルタントのホームページ作成で避けるべき5つのポイントをわかりやすく紹介します。
今回ご紹介するポイントを避けていただければ、より効果の高い良いホームページになると思います。ぜひ最後までご一読ください。
この記事で得られる情報
- コンサルタントがホームページを作る際のポイントがわかる
- ホームページを自分で作る際も、外注する際も両方に有効
- コンサルタントがホームページ制作でやりがちなミスがわかる
1. 明確なターゲット(ペルソナ)を設定しない
おそらくコンサルタントの方なら、どんな人(会社)に向けたコンサルティングサービスなのかが不明確な方はほとんどいらっしゃらないと思います。
ですがホームページになると、そのターゲットに刺さるようなデザインや構成になっていないケースが数多くあります。これではホームページに訪れた人があなたのサービスを必要としているかどうか判断しにくくなります。
メインターゲット(業界、企業規模、担当者の役職、性別、年齢等)をできる限り具体的に定義し、そのターゲットに合わせたデザインや構成にすることが大切です。
例えば、オフィスのインテリアコンサルタントを例に挙げた場合、ペルソナを以下のように設定したと仮定します。
ペルソナ:中規模オフィスのマネージャー
名前: 鈴木和也
年齢: 38歳
職業: IT企業のオフィスマネージャー
家族構成: 妻と1人の子供
居住地: 東京・渋谷
趣味: テニス、読書、映画鑑賞
ニーズ: 社員のモチベーションを高める快適なオフィス環境、効率的なスペース利用、ブランドイメージに合ったデザイン
ペルソナが明確であれば、どんなコンテンツがニーズがあるのかを洗い出しやすくなります。今回のペルソナの場合、作成するコンテンツは以下のようなものが考えられます。
- オフィスリノベーションの成功事例とビフォーアフターギャラリー
- 実際のオフィスリノベーションプロジェクトの詳細な紹介。
- プロジェクトの背景、課題、解決策、プロセスを具体的に説明。
- ビフォーアフターの写真を豊富に使用し、変化を視覚的に示す。
- オフィススペースの最適化に関するブログ記事やホワイトペーパー
- オフィススペースの効率的な利用方法や最新のデザイントレンドに関する記事。
- ワークフローの改善や社員の生産性向上に寄与するレイアウトの提案。
- ホワイトペーパーとしてダウンロード可能にし、詳細なガイドラインを提供。
といった具体的な課題に焦点を当て、その解決策を提供することで、ターゲットにとって価値のあるコンテンツを発信できます。
ターゲットが明確になっていないと、「どんな情報を自分の顧客が求めているか」が漠然としてしまい、いいコンテンツが作れません。
また、デザインもターゲットに合わせたものにすることが大切です。例えば先ほど例に挙げたオフィスのインテリアコンサルタントのホームページであれば、いかにもオフィスの生産性を上げてくれそうな、プロフェッショナルでモダンなデザインが合っていると思います。
明るい色が多用されていたり、文章量が多すぎたり、構成がすっきりしておらずごちゃっとしたホームページでは、かえって印象を下げてしまう可能性があります。
2. 胡散臭い感じになっている
コンサルタント=胡散臭い、というイメージを持つ方は決して少なくありません。
実際に一部に胡散臭いコンサルタントがいることも事実です。
そのため、コンサルタントのホームページの場合、胡散臭い印象をなくすことも重要です。
実力も実績もあるのに、ホームページが残念なせいで胡散臭い感じになってしまっているケースは決して少なくありません。
例えば自分の経歴や実績をアピールし過ぎてしまったり、写真素材をフリー素材ばかり使ったり、またあまりキレイではない写真が多かったりすると、どうしても胡散くささが出てしまいます。
また、色の使い方がよくなくて素人っぽさがでてしまうと、それだけでも胡散くささが出てしまうので注意しましょう。
3.文章だらけで見づらい
ぼく自身過去に何度もコンサルタントさんと一緒に仕事をさせていただいており、知識が豊富で頭がいい方が多い印象です。
しかし、だからこそついホームページでも余計な文章を入れてしまう傾向があるように思います。
あれもこれも丁寧に説明しようとしてしまうがために起きてしまう現象です。
文章が多いことが必ず悪い、というわけではありません。
ただ基本的にホームページにおいては、文章だらけで見づらいものは嫌厭されることがほとんどで、せっかく有益な情報でも読まれなくなってしまいます。
基本的には短くわかりやすい文章にまとめましょう。どうしても長い説明が必要な場合は、画像や図を使ったり、行間を工夫して見やすくする等の工夫をしましょう。
4. 制作会社やフリーランスに制作を丸投げする
私の今までのお客様ではあまりいらっしゃらないのですが、よく聞くケースとして、制作会社やフリーランスにホームページの制作を全てを丸投げしてしまうというものがあります。
制作会社やフリーランスは、あくまで制作のプロであって、あなたのビジネスを顧客に正しく伝えるプロではありません。
自社のビジョンや目標、強み、ホームページを通して誰に何を伝えたいのかを明確に伝えることが大切です。
また、しっかり制作側とコミュニケーションをとりながら進めていくことで、あなたの専門知識や実績を強調し、ターゲットに響くコンテンツを作成することができ、より効果的なホームページが完成します。
いいホームページはホームページは制作側と自分とが一丸とならないとできない、ということをまず念頭に置きましょう。
5.制作に干渉しすぎる
先ほどとは真逆で、制作に干渉しすぎるケースも失敗しやすいケースになります。
これは私自身何度も経験があり、文章の一字一句や位置、写真の内容や色使い等、依頼者側が構成やデザインにかなり細かく口を出すケースです。
もちろん発注者が口を出すこと自体はいいことです。先述の通り、丸投げではいいホームページはできません。
しかしこの口出しがいきすぎるとこれもまた失敗しやすくなります。
ホームページの制作に関しては制作側はプロなので、どういう配置にしたら見てもらえるか、どんな構成がSEOに最適か、どんな色を使ってどれくらいのバランスなら狙った印象のホームページにできるか等、1つ1つをしっかり考えた上で作成をしています。
逆に発注者側はホームページ制作に関しては素人であるケースがほとんどのため、ここに口を出し過ぎてしまうとかえってホームページの品質が下がる、というわけです。
ラーメン屋でラーメンの作り方や具材にまで指示を出すお客さんはいません。もしそれでラーメン屋がその通りにしてくれても間違いなく味の品質は落ちるでしょう。
要望や伝えたいことはしっかり制作側に伝えつつ、構成やデザインは細かい口出しはせずにプロに任せ、どうしてもゆずれないところはしっかり伝える、というスタンスがいいと思います。
どちらにせよ、制作側としっかりコミュニケーションを取ることがかなり重要ですので、コミュニケーションがあまり上手くない制作会社やフリーランスはおすすめできません。
具体的には
- 言われた通りのことしかしない
- 制作者側からのプロ目線からの提案がほとんどない
- 構成やデザインに関してきちんと説明がない
- コミュニケーションが円滑にとれない(返信が遅い等)
といったところとは依頼を避けるポイントになります。
まとめ
今回はコンサルタントさん向けにホームページを作成するさいのよくある失敗パターンを5つご紹介しました。
逆にこれらを避けていただければ高品質のホームページになる可能性はぐっと上がります。
ホームページはネット上にあるご自身の看板でもあります。見込み客やクライアントがぐっと惹きつけられるものにすることで、あなたのビジネスのブランド価値も上がると思います。
あなたのホームページ作成がよりいいものになることを応援しています。
それではまた!