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AIを導入したのに売上が増えない理由|PwC最新調査で判明「56%が失敗するAI活用の落とし穴」

「AIを使えば、コストが下がって売上が上がる」

「コンテンツ作成を自動化すれば、集客は楽になる」

今や多くの企業がChatGPTをはじめとする生成AIを導入しています。

でも、立ち止まって考えてみると、1つの疑問が浮かびます。

導入後、会社の利益に本当につながっているのか?

「便利にはなった。でも利益は変わらない」正直、そんな会社も多いのではないでしょうか。

実はそれは、現在多くの企業、世界中のCEOの56%がまったく同じ壁にぶつかっています。

今回は、世界的なコンサルティングファームPwCで行われたデータを紐解きながら、私たち自身がWebマーケティングの現場で痛感した「失敗と改善」の実体験も交え、「AIを活用したWeb戦略」について解説します。

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PwC最新調査が突きつけた「残酷な現実」

世界中のCEO4,000人以上を対象にしたPwCの調査で、衝撃的な結果が出ました。

AIを導入しても、56%の企業は売上もコストも改善していない。

そして、売上増とコスト減の両方を達成できた企業は、たった12%。

「AIを入れれば儲かる」という期待とは、真逆の現実です。

では、なぜここまで多くの企業が失敗しているのでしょうか。

その内訳を、もう少し詳しく見てみましょう。

【データ検証】56%の企業にとってAIは「金食い虫」だった?

この調査で浮き彫りになったのは、AIに対する期待と現実の大きなギャップです。

  • 売上が増えた: 30%
  • コストが減った: 26%
  • 逆にコストが増えた: 22%

驚くべきことに、約5社に1社は、AIツールの利用料や導入の手間によって、かえってコストが増大しているのです。
※これらは「売上改善」「コスト削減」をそれぞれ単独で達成した企業の割合であり、両方を同時に達成した企業はわずか12%にとどまります。

引用元:PwC’s 29th Global CEO Survey Leading through uncertainty in the age of AI

これは日本の中小企業でも似たような状況ではないでしょうか。

「とりあえず流行っているからChatGPT有料版を全社員に配った」

「生成AIで画像を作ってみた」

そこで満足してしまい、その投資が回収できているかを検証できている企業はごくわずかです。

数字が冷徹に示す事実は一つ。

「ただツールを入れるだけでは、利益どころか経費(コスト)が増えるだけである」ということです。

なぜ失敗するのか?元凶は「孤立した戦術」

なぜ、優秀なAIを使っても成果が出ないのか。PwCのレポートの中に、その答えとなる一文がありました。

“Isolated, tactical AI projects often don’t deliver measurable value.” (孤立した戦術的なAIプロジェクトは、測定可能な価値を生まない)

引用元:PwC’s 29th Global CEO Survey Leading through uncertainty in the age of AI

ここでのキーワードは「戦術(Tactical)」と「戦略(Strategy)」の違いです。

多くの企業が行っているのは「戦術」です。

例えば、「ブログ記事を速く書く」「メールを自動生成する」。

これは単なる作業の効率化であり、ビジネス全体から見れば「孤立した点」に過ぎません

一方、成功している企業が行っているのは「戦略」です。

「誰に・何を・どう届けて売上を作るか」という事業目標(ロードマップ)があり、その実現のためにAIを組み込んでいます。

調査データによると、AIを「需要創出(Demand Generation=集客・リード獲得)」に大規模活用できているCEOは、わずか22%しかいません。

つまり、多くの企業がAIを「社内の事務作業」には使えても、「お客様を連れてくるマーケティング」には使えていないのです。

これでは売上が上がらないのも無理はありません。

【実体験】弊社も一度、この「戦術」の罠にはまりました

偉そうなことを言っていますが、実は私たち自身も、この「孤立した戦術」の罠に落ちかけた経験があります。

ChatGPTが広まった2023年、弊社でも「AIによるブログ記事の完全自動化」を試みた時期がありました。

それまでは私が全部自分で記事の企画から作成まで行っていました。

「AIで記事を量産して効率化すれば、SEOの順位が上がり、問い合わせも増えるはずだ」

安易にそう考えていたのです。

結果はどうだったでしょうか。

確かに記事数は増え、一時的にアクセス数も伸びました。

しかし、今回の調査が示す通り、私たちも壁にぶつかりました。

肝心の「お問い合わせの質」が明らかに下がってしまったのです。

  • 「とりあえず見積もりだけ」という確度の低い問い合わせの増加
  • 私たちの「強み」や「想い」が伝わっていないことによるミスマッチ

「これでは、ただの情報の羅列。顧客は『AIのまとめ』ではなく『プロの知見』を求めている」

そう痛感し、AIの運用方針を転換しました。

AIを「ライター(書き手)」として丸投げするのをやめ、「リサーチャー兼 壁打ち相手」として活用し、戦略と執筆の核となる部分は人間が担うことにしたのです。

この「戦略的ピボット」を行ってから、記事の本数は減りましたが、お問い合わせからの成約率は改善しました。

「御社の考え方に共感しました」と言ってくださる、私たちが本来お付き合いしたかった熱量の高いお客様からの相談が増えたのです。

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上位12%の「Vanguard(先駆者)」になるために

PwCの調査では、売上増とコスト減の両方を実現している企業を「Vanguard(先駆者)」と呼んでいます。その割合はたったの12%です。

彼らの共通点は、AIを単発のツールとしてではなく、「ビジネス変革の基盤」として扱っていることです。

もし御社が、残り88%の「成果が出ない層」から抜け出したいのであれば、今すぐやるべきことは「AIプロンプトの勉強」ではありません。

「事業戦略とWeb戦略の統合」です。

  • 自社の本当の強みは何か?(AIには作れないUSP)
  • 顧客が言葉にしていない悩みは何か?(AIによる深掘り)
  • それをどうやって届けるか?(戦略的なコンテンツマーケティング)

これらを設計図(ロードマップ)として描けるかどうかが、勝負の分かれ目です。

まとめ:AIは「魔法」ではなく「増幅装置」です

AIは、決して魔法の杖ではありません。それは「現状を増幅させる装置」です。

戦略なき状態でAIを使えば、「混乱」と「無駄なコスト」が増幅されます。

しかし、確かな戦略の上でAIを使えば、「成果」と「売上」が劇的に改善されるポテンシャルがあります。

具体的には、
・AIで何を効率化するのか
・どこを人間が担うのか
・どう売上に接続するのか
この3点を最初に設計することが、成功企業に共通するアプローチでした。

もし12%の「Vanguard」を目指すなら、ツール導入の前に、まずは「戦略」の話をしましょう。

私たち自身が実践し、効果を実証している「経営数値に直結するWeb戦略」をご提案します。

AI時代の正しい戦い方を、一緒に作り上げましょう。

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この記事を書いた人

合同会社RAISEEEE CEO

立川 信行

群馬県前橋市を拠点に、Web制作・SEO対策・Web広告運用をワンストップで支援。 これまでに100社以上の制作・マーケティング支援実績を持ち、10年以上の営業経験を活かして、中小企業やひとり社長の「Web担当」として伴走している。 企業や店舗の強みを引き出し、成果につながるWeb戦略の設計・実行を行い、経営者のパートナーとして活動中。

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