【プロが解説】カウンセラーさん向け 集客できるホームページにするには
カウンセラーさんの中にはホームページをご自分で作成された方も数多くいらっしゃると思います。
「作ったのはいいけどホームページから思ったように集客できない・・・」
そんなお悩みもカウンセラーさんから実際に多くお聞きします。
そこで今回は、ホームページを集客できるよう育てていくにはどうしたらいいかをお伝えしていきます。
これらの内容を地道に積み重ねていけば、遅かれ早かれ、必ずホームページから集客ができるようになります。
ぜひ最後までご一読ください。
誰に何を提供するのかを具体的にする
まずはここが何よりも大切です。カウンセラーさんの顧客となると、かなりざっくり言うと「悩み・苦しみを抱えてる人」となりますが、これではあまりにも広すぎます。
過去の記事でも何度も触れている話にはなりますが、まずは自分が戦う場所をしっかり決めることです。
顧客のニーズがあり、他社にはない強みを発揮できる場所を見つけ、そこに集中します。
- 誰の悩みを解決するのか
- どんな悩みを解決するのか
- どうやって解決するのか
- どこで(場所)行うのか
これらを具体的に落とし込みましょう。
まずここが曖昧だと他との差別化が図れず、ホームページからの集客は見込めません。
できればペルソナシートをつくり、具体的なお客様像をアウトプットすることがオススメです。
「ペルソナ」とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティングにおいて活用される概念です。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
下記のように具体的に顧客像を設定します。
これは過去ぼくが実際に作成したペルソナシートです。(架空の人物になります)
ここは最初から完璧でなくても大丈夫です。
また、過去に接してきたお客様や、SNSやブログ、インターネット上の口コミなどからのデータを取り入れて作成をします。
設定をしたペルソナから、今の自分が提供できる価値を洗い出しましょう。
コンテンツ(中身)を充実させる
方向性が決まったら、それに合わせてホームページのコンテンツ(中身)を充実させていきます。
具体的には下記のような取り組みになります。
- ブログを活用して情報発信をする
- 顧客にとって必要なコンテンツ(情報)を追加する
- 現在のコンテンツをブラッシュアップする
重要なことは、「お客様のニーズがある情報になっているか」「お客様が見やすい、使いやすい構成になっているか」という顧客第一の視点です。
これは言うほど実践は簡単ではありません。お客様の声に耳を傾けながら、日々地道に改善をしていくことが重要になります。
ブログを活用して情報発信をする
作成したペルソナに沿って、イメージした顧客像が抱える悩みに役立つ情報をブログで発信していきましょう。
ホームページは作ってからがスタートです。積極的に情報更新を行なっているサイトはSEOにも良い影響がでます。
具体的な記事のネタの見つけ方は過去の記事で詳しく解説をしておりますのでこちらをご参照ください。
コンテンツを追加する
状況やお客様のご要望に応じて新しいページは積極的に作っていきましょう。
例えば、お客様の声がある程度集まったら「お客様の感想」のページをつくったり、お客様からよくいただくご質問を「よくあるご質問」ページをつくってまとめる等になります。
ポイントは、お客様からの要望や質問が多いことは、ページとして作成して掲載するという点です。
ホームページを1つのQ&Aシステムのようなイメージで考えましょう。
お客様が抱く疑問や不安に対して、ホームページで答えをきちんと用意しておけば、ホームページの集客力がぐっとあがります。
ページを追加する際の注意点としては、ヘッダーのメニューの数は5〜9程度に抑えましょう。
カウンセラーさんのホームページでヘッダーメニューが多すぎて、ホームページの使い勝手がかなり悪いケースが散見されます。
メニューが多くなる場合は、サブメニュー等を上手く使い、見やすさ、使いやすさを意識して作りましょう。
現在のコンテンツをブラッシュアップしていく
新規のコンテンツの追加ももちろん大切ですが、現在あるコンテンツ(ページ)をブラッシュアップしていくことも重要です。
具体的には
- 文章を読みやすいようにすっきりとまとめる
- 画像を活用してわかりやすくする
- よくある質問の項目を適宜追加する等々、
やれることはいくらでもありますが、他のカウンセラーさんのホームページを研究して、いいなと思ったところや、使いやすいと感じたところは、どんどん取り入れていきましょう。
タイトルタグ、ディスクリプションタグを見直す
タイトルタグとはGoogle等で検索した際に出てくるサイトのタイトルで、ディスクリプションタグとはタイトルの下にあるサイトの説明文になります。
詳しくは過去記事で説明しているのでこちらをご参照ください。これらは本当に重要な要素です。
特にタイトルタグはSEOにも大きく影響します。狙ったキーワードはいれつつ、短くてわかりやすいタイトルをつけましょう。
また、タイトルタグに地域名を入れることも有効な手段の一つです。
もちろん検索される母数は少なくはなりますが、それでも地域名を入れて検索する方は多いです。
タイトルタグに地域名を入れるだけで、地域名を入れて検索された場合に検索結果の1ページ目(上位10位以内)に入れるケースも珍しくありません。
例:群馬県前橋市の〇〇カウンセリングルーム
分析・改善を愚直に繰り返す
なんとなく新しい情報を更新していく、というだけでは顧客のニーズとずれたものになる可能性は高くなります。
そのため、現状をしっかり分析して改善をしていくことが重要になります。
カウンセラーさんの場合、お客様と直にお話しができるというのはメリットです。
お客様とお話しをする中で、
- こんなサービスがあればもっと悩みに寄り添えるのではないか
- こんなところを不便に感じ入る様子だった
等、感じたことや、直接いただいたお声をホームページに反映していきます。
また、Googleサーチコンソールや、Googleアナリティクスを活用したサイトの分析も有効です。
情報の収集、分析ができることはWebの大きな強みの1つです。生かさない手はありません。
ただこれらの分析・活用にはある程度専門性が求められるため、分析が得意な方、ツールの活用ができる方以外は基本的には専門の方に委託した方がいいと思います。
SNSを活用して流入経路を増やす
SEO対策で検索サイトからの流入だけではなく、SNSからのホームページの流入も現代では重要な施作の1つです。
ぼくのこのホームページも2〜3割程度はSNSからの流入になっています。
先日SNSの発信に力を入れられている、あるカウンセラーさんとお話ししたところ、
「SNSから直接カウンセリングの依頼がくることはほとんどないけいど、SNS経由でホームページを見て依頼をいただくことはあります」
と仰っていました。
ブログを更新したら、その旨をSNSで発信することも有効な手段の1つです。
SEO対策だけが集客ではありません。SNSとホームページの掛け合わせで、より高い集客効果を出していきましょう。
中長期の視点で考える
絶対に忘れてはいけないことがこの中長期で考える視点です。
Webで集客を行うことは、筋トレに似ています。すぐに結果がでることは基本ありませんが、じっくり育てていくことで着実に成果がでてきます。
ぼくは筋トレが大好きで週5で筋トレをする生活を5年以上続けています。
もともと小太り体型だったのですが、今は腹筋が6パックになっているくらいの体にはなっています。
こうなるまでには時間をかけて「ゆっくり、徐々に」変化をしていきました。
Webでの集客もこれと同じで、じっくりと取り組むことで着実に成果が出るようになります。
矛盾するようですが、コツは「短期的な成果に囚われず継続を最優先する」ことです。
集客というのはカウンセラーさんだけでなく、多くの企業が抱えている悩みです。
そんな多くの方が抱える悩みにすぐに解決できる方法があれば、とっくに集客で困る人はいなくなっています。
短期的な成果にばかり目がいくと継続が本当に困難です。目の前のことに一喜一憂するからです。
結局継続をできた人が最後は勝ちます。
どうしても情報発信を続けるのが難しいという方は、シレクリで情報発信のお手伝いをしております。弊社のホームページ運用支援サービスをご検討ください。
まとめ
ぼく自身自社のホームページでこうして情報発信や、ブラッシュアップを地道に続け、ホームページのアクセス数を30倍以上に伸ばすこができました。
しっかり食事管理をして筋トレをすればどんな人でも体型が変わるように、ホームページも改善を繰り返していけば必ずアクセス数は増え、集客ができるようになります。
1つ1つは地味で地道な取り組みにはなりますが、将来大きな資産となることは間違いありません。
じっくりと取り組んでいきましょう。
それではまた!