ホームページから問い合わせが来ない原因は?作り直す前に確認すべき7つのポイント

公開日: 2026年5月6日
ホームページに関するご相談の中で、よくいただく悩みのひとつが、
「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない」
「アクセスはあるはずなのに、なかなか相談につながらない」
「何を改善すればよいのかわからない」
というものです。
実際、ホームページから問い合わせが来ない原因は、単純に「デザインが悪い」「SEOが弱い」といった話だけではありません。
そもそも見込み客に見られていないケースもあれば、見られているのにサービスの魅力が伝わっていないケース、問い合わせしたいと思っても導線やフォームで離脱しているケースもあります。
つまり、問い合わせが来ない原因はサイトによって異なります。
そのため、原因を確認しないままホームページを作り直したり、なんとなくデザインだけを変更したりしても、期待した成果につながらないことがあります。
この記事では、実際に多くの中小企業・小規模事業者のホームページ相談を受けてきた経験をもとに、ホームページから問い合わせが来ない主な原因と、作り直す前に確認すべき改善ポイントを解説します。
この記事でわかること
- ホームページから問い合わせが来ない主な原因
- アクセス不足なのか、サイト内の問題なのかを切り分ける考え方
- GA4やSearch Consoleで確認すべきポイント
- 問い合わせにつながらないホームページに多い7つの問題
- ホームページを作り直すべきか、一部改善でよいかの判断基準
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1分で無料セルフチェックホームページから問い合わせが来ない原因は大きく3つ
ホームページから問い合わせが来ない原因は、細かく見るとさまざまです。
ただし、大きく分けると以下の3つに整理できます。
- そもそもホームページが見られていない
- 見られているが、選ばれていない
- 問い合わせしたいと思っても、行動しにくい
まずは、この3つのどこに問題があるのかを確認することが大切です。

1.そもそもホームページが見られていない
まず考えられるのが、ホームページ自体がほとんど見られていないケースです。
どれだけ内容の良いホームページを作っても、そもそも見込み客に見られていなければ問い合わせは発生しません。
たとえば、
- 検索結果にほとんど表示されていない
- 会社名でしか検索されていない
- サービス名や地域名で検索されていない
- SNSや広告などからの流入がない
- Googleビジネスプロフィールからの導線が弱い
といった状態です。
この場合、ホームページのデザインや問い合わせボタンを改善する前に、まずはアクセスを増やす施策が必要になります。
SEO記事の作成、サービスページの見直し、Googleビジネスプロフィールの整備、Web広告の活用など、集客導線そのものを強化する必要があります。
2.見られているが、選ばれていない
次に、アクセスはあるものの問い合わせにつながっていないケースです。
この場合は、ホームページを見た人が、
「この会社に相談してみたい」
「自社の悩みを解決してくれそうだ」
「他社よりも良さそうだ」
と感じられていない可能性があります。
よくあるのは、以下のような状態です。
- 何の会社なのかがすぐに伝わらない
- 誰向けのサービスなのかが曖昧
- 他社との違いがわからない
- サービス内容が抽象的
- 実績や事例が少ない
- 料金の目安がわからない
- 問い合わせ後の流れが見えない
特に中小企業のホームページでは、「会社案内」としては成立しているものの、「問い合わせを獲得するための営業ツール」としては弱いケースが多くあります。
ホームページは、ただ情報を載せれば問い合わせが来るわけではありません。
見込み客が比較検討する中で、安心して問い合わせできるだけの情報設計が必要です。
3.問い合わせしたいと思っても、行動しにくい
3つ目は、問い合わせしたい気持ちはあっても、行動しにくいケースです。
たとえば、
- 問い合わせボタンが見つけにくい
- どこから相談すればよいかわからない
- フォームの入力項目が多い
- スマホでフォームが入力しにくい
- 「問い合わせ」という言葉のハードルが高い
- 問い合わせ後に何が起きるのかわからない
といった状態です。
ユーザーは、少しでも面倒だと感じると離脱します。
特にスマホで閲覧している場合、フォームが入力しづらかったり、ボタンが押しづらかったりするだけで、問い合わせをやめてしまうこともあります。
つまり、ホームページから問い合わせを増やすには、集客だけでなく、問い合わせ前後の心理的なハードルを下げることも重要です。
この3つは、問い合わせが来ない原因を大まかに切り分けるための考え方です。
次の章では、実際にどこで問題が起きているのかを確認するために、見るべき数字を整理します。
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ホームページから問い合わせが来ないときは、感覚だけで判断しないことが大切です。
「なんとなくデザインが古い気がする」
「問い合わせボタンが目立たない気がする」
「SEOが弱い気がする」
このように感覚で判断すると、本当の原因とズレた改善をしてしまう可能性があります。
まずは、GA4やGoogle Search Consoleなどを使って、現在の状態を確認しましょう。

GA4でアクセス状況と閲覧ページを確認する
まず確認したいのが、ホームページのアクセス状況です。
ホームページから問い合わせが来ない場合、いきなりデザインや文章を直す前に、まずは「そもそもホームページが見られているのか」を確認する必要があります。
GA4では、以下のような情報を確認できます。
- どれくらいのユーザーが訪れているか
- どのページがよく見られているか
- どこからアクセスが来ているか
- スマホとパソコンのどちらで見られているか
この中でも、まず確認したいのが「どのページがどれくらい見られているか」です。
たとえば、ブログ記事ばかり見られていて、サービスページや問い合わせページがほとんど見られていない場合、記事から問い合わせにつながる導線が弱い可能性があります。
一方で、サービスページや問い合わせページまで見られているのに問い合わせが来ない場合は、ページ内の訴求内容やCTA、フォームに問題があるかもしれません。
GA4では、以下の手順で各ページの閲覧状況を確認できます。
1.GA4にログイン
2.左メニューの「レポート」をクリック

3.「エンゲージメント」をクリック

4.「ページとスクリーン」をクリック

どのページがどれくらい見られているのか、どのページで閲覧が止まっていそうか、などを確認することができます。

特に見ておきたいのは、以下のようなページです。
- トップページ
- サービスページ
- 料金ページ
- 実績ページ
- 問い合わせページ
- 問い合わせにつなげたいブログ記事
たとえば、問い合わせにつなげたいサービスページがほとんど見られていない場合は、まずそのページへの導線を増やす必要があります。
逆に、サービスページは見られているのに問い合わせページに進まれていない場合は、サービス内容の伝え方や問い合わせボタンの位置・文言を見直した方がよいでしょう。
このようにGA4を見ることで、問い合わせが来ない原因が、
- そもそも見られていないのか
- 見られているが、問い合わせにつながっていないのか
を切り分けやすくなります。
なお、余裕があれば「トラフィック獲得」レポートで、検索・広告・SNS・直接流入など、どこからアクセスが来ているかも確認しておくと、集客面の課題も見えやすくなります。
Search Consoleで表示回数・クリック数を見る
次に確認したいのが、Google検索での表示状況です。
GA4では、ホームページに訪れた後のアクセス状況を確認できます。
一方で、Search Consoleでは、Google検索上で自社サイトがどのように表示されているかを確認できます。
ホームページから問い合わせが来ない場合、そもそも検索結果にあまり表示されていないケースもあります。
また、検索結果には表示されているものの、タイトルや内容が魅力的に見えず、クリックされていないケースもあります。
Search Consoleでは、主に以下のような情報を確認できます。
- Google検索で何回表示されたか
- 検索結果から何回クリックされたか
- どのようなキーワードで表示されているか
- どのページが検索結果に表示されているか
- 平均掲載順位がどれくらいか
特に確認したいのは、表示回数とクリック数です。
表示回数が少ない場合は、そもそもGoogle検索にあまり出ていない可能性があります。
この場合は、サービスページの内容を見直したり、見込み客が検索しそうなテーマで記事を追加したりする必要があります。
一方で、表示回数はあるのにクリック数が少ない場合は、検索結果に表示されるタイトルやディスクリプションが弱い可能性があります。
Search Consoleでは、以下の手順で検索結果での表示状況を確認できます。
1. Search Consoleにログイン
2. 左メニューの「検索パフォーマンス」→「検索結果」をクリック

3. 「平均CTR」「平均掲載順位」にチェックを入れる

下にスクロールをすると、Google検索での表示回数やクリック数、クリック率や平均掲載順位を確認できます。

ここで見ておきたいのは、以下の2つです。
- クエリ
- ページ

「クエリ」では、どのような検索キーワードで自社サイトが表示されているかを確認できます。
たとえば、自社のサービスに関係するキーワードで表示されていない場合は、見込み客に届くコンテンツが不足している可能性があります。
一方で、会社名や指名検索ばかりで表示されている場合は、新規の見込み客に向けたSEO対策が弱いかもしれません。
「ページ」では、どのページがGoogle検索で表示・クリックされているかを確認できます。
たとえば、問い合わせにつなげたいサービスページがほとんど表示されていない場合は、そのページの内容を強化する必要があります。
逆に、ブログ記事は表示・クリックされているのに問い合わせにつながっていない場合は、記事からサービスページや問い合わせページへの導線を見直した方がよいでしょう。
このようにSearch Consoleを見ることで、
- そもそも検索結果に表示されていないのか
- 表示はされているがクリックされていないのか
- クリックはされているが問い合わせにつながっていないのか
を切り分けやすくなります。
ただし、平均掲載順位だけで判断しすぎないように注意が必要です。
平均掲載順位はあくまで平均値のため、検索キーワードやページによって実際の状況は異なります。
まずは、問い合わせにつながりそうなキーワードやページが、どれくらい表示・クリックされているかを見ることが大切です。
問い合わせページやフォーム到達数を見る
GA4で問い合わせページの閲覧数を確認したり、問い合わせボタンのクリック数を計測している場合は、その数値も確認しておきましょう。
たとえば、
- サービスページは見られているか
- 問い合わせページは見られているか
- 問い合わせボタンはクリックされているか
- フォーム入力開始はあるか
- フォーム送信完了はあるか
といった点です。
もし問い合わせページまでは見られているのに、フォーム送信がない場合は、フォームに問題がある可能性があります。
入力項目が多すぎる、相談内容を書きにくい、スマホで操作しにくいなど、ユーザーが途中で離脱しているかもしれません。
一方で、そもそも問い合わせページがほとんど見られていない場合は、各ページから問い合わせページへの導線が弱い可能性があります。
このように、数字を見ることで「どこで止まっているのか」がわかります。
なお、問い合わせボタンのクリック数やフォーム入力開始数を確認するには、事前にイベント計測の設定が必要な場合があります。
まだ計測できていない場合は、まず問い合わせページの閲覧数だけでも確認しておきましょう。
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ホームページ・SEO・広告が噛み合っているかを確認し、 まず何から見直すべきかのヒントを整理できます。
1分で無料セルフチェックホームページから問い合わせが来ない7つの原因
ここからは、ホームページから問い合わせが来ない具体的な原因を解説します。
問い合わせが来ない原因は、単に「デザインが悪い」「問い合わせボタンが目立たない」といった一部分だけで判断できるものではありません。
実際には、ホームページを見たユーザーが問い合わせに至るまでのどこかで、興味を失ったり、不安を感じたり、行動をやめたりしているケースが多くあります。
ここでは、問い合わせまでの流れに沿って、よくある7つの原因を整理します。

原因1. 誰に向けたホームページなのかが曖昧
問い合わせが来ないホームページに多いのが、誰に向けたホームページなのかが曖昧になっているケースです。
たとえば、次のような表現を見かけることがあります。
「幅広い業種に対応しています」
「どのようなご相談にも柔軟に対応します」
「地域の皆様に寄り添います」
このような表現は、一見すると良さそうに見えます。
しかし、見る側からすると「自分に向けたサービスなのか」「自社の悩みを解決してくれるのか」がわかりにくくなります。
ホームページでは、単に「誰でも対応できます」と伝えるよりも、どのような人・会社・悩みに向けたサービスなのかを明確にすることが重要です。
たとえば、設備工事やメンテナンスを行う会社であれば、単に「設備工事に対応しています」と書くよりも、次のように具体化した方が伝わりやすくなります。
- 工場や倉庫の空調設備を見直したい企業向け
- 店舗の空調トラブルを早急に解決したい事業者向け
- ビルや施設の設備を定期的にメンテナンスしたい管理会社向け
- 古くなった設備の入れ替えを検討している法人向け
このように具体化すると、見る側は「これは自社に関係がありそうだ」と判断しやすくなります。
ターゲットを明確にするというのは、単に「法人向け」「個人向け」「中小企業向け」と分けることではありません。
どのような業種の、どのような状況にある人が、どのような悩みを解決するために見るホームページなのかまで考える必要があります。
「誰にでも対応できる」は、裏を返すと「誰に向けたサービスかわからない」と受け取られることがあります。
問い合わせを増やすには、まず誰に選ばれたいのか、どのような悩みを持つ人に向けたホームページなのかを明確にすることが大切です。
原因2. ファーストビューで何の会社かわからない
ターゲットやサービス内容を決めていても、最初に見える画面でそれが伝わらなければ、ユーザーは読み進めてくれません。
ホームページを開いたとき、最初に見える部分をファーストビューといいます。

このファーストビューで、何の会社なのか、誰に何を提供しているのかが伝わらないと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
特に注意したいのが、雰囲気重視のキャッチコピーです。
たとえば、
「未来をつくる」
「人と社会をつなぐ」
「想いをカタチに」
「新しい価値を創造する」
このような言葉だけでは、具体的に何をしている会社なのかが伝わりません。
もちろん、企業の理念や世界観を伝えることも大切です。
しかし、問い合わせを獲得したいホームページでは、まず訪問者に以下を伝える必要があります。
- 誰向けのサービスなのか
- 何を解決できるのか
- どの地域・業種に対応しているのか
- 他社と何が違うのか
ユーザーは、じっくり読んでから判断してくれるとは限りません。
最初の数秒で「自分に関係がありそう」と思ってもらえるかどうかが重要です。
原因3. サービス内容が具体的に伝わっていない
ファーストビューで興味を持ってもらえても、サービス内容が抽象的なままだと問い合わせにはつながりません。
たとえば、
「高品質なサービスを提供します」
「丁寧に対応します」
「お客様に寄り添います」
「課題解決をサポートします」
このような表現は、多くの会社が使っています。
そのため、ユーザーから見ると、具体的に何をしてくれるのか、他社と何が違うのかがわかりにくくなります。
サービス内容では、単に「何を提供しているか」だけでなく、依頼するとどのような課題が解決され、どこまで対応してもらえるのかが伝わることが重要です。
たとえば、以下のような情報があると、ユーザーは依頼後のイメージを持ちやすくなります。
- どのような課題に対応できるのか
- どこまで対応してくれるのか
- どのような流れで進めるのか
- 他社ではなく自社に依頼するメリットは何か
- 過去にどのような成果や改善があったのか
特に中小企業の場合、見込み顧客は専門知識を持っていないことも多いです。
専門用語だけで説明するのではなく、「依頼すると何がどう変わるのか」まで具体的に伝える必要があります。
原因4. 実績・事例・お客様の声が少ない
サービス内容に興味を持っても、信頼できる材料が少ないと問い合わせにはつながりません。
どれだけサービス内容を詳しく説明しても、見る側には不安があります。
「本当に成果が出るのか」
「自社と同じような会社の支援実績はあるのか」
「信頼できる会社なのか」
「依頼して失敗しないだろうか」
このような不安を解消するためには、実績・事例・お客様の声が有効です。
特に効果的なのは、単に「制作しました」「支援しました」と書くだけではなく、以下のような情報を入れることです。
- 依頼前にどのような課題があったのか
- どのような提案・改善を行ったのか
- 制作後・改善後にどう変わったのか
- お客様がどの点を評価してくれたのか
実績ページは、ただのポートフォリオではありません。
見込み顧客が「自社も相談してよさそうだ」と判断するための材料です。
問い合わせを増やしたい場合は、実績ページやお客様の声の見せ方も見直しましょう。
原因5. 料金や依頼の流れが見えない
信頼感があっても、料金や依頼の流れが見えないと、問い合わせの直前で迷われることがあります。
特に初めて依頼するサービスの場合、ユーザーは問い合わせ前に不安を感じています。
「いくらくらいかかるのか」
「問い合わせたら営業されるのではないか」
「相談だけでも大丈夫なのか」
「どのような流れで進むのか」
「契約前に何を準備すればいいのか」
このような不安が残っていると、問い合わせのハードルは上がります。
もちろん、すべてのサービスで明確な料金表を出せるとは限りません。
業務内容によって費用が変わる場合もあります。
その場合でも、以下のような情報を掲載するだけで、ユーザーは問い合わせしやすくなります。
- 料金の目安
- 最低価格
- よくある費用帯
- 見積もりが変わる要素
- 相談から契約までの流れ
問い合わせを増やすには、情報を隠すのではなく、不安を減らすことが大切です。
原因6. 問い合わせボタンや導線が弱い
サービス内容や信頼材料が十分でも、ホームページ内の導線が弱いと、ユーザーは問い合わせに進めません。
よくあるのが、以下のような状態です。
- 問い合わせボタンがページ下部にしかない
- 各サービスページから問い合わせに進めない
- ブログ記事からサービスページへの導線がない
- スマホで問い合わせボタンが見つけにくい
- 問い合わせ以外の選択肢が用意されていない
問い合わせボタンは、ただ設置すればよいわけではありません。
ユーザーが「もう少し詳しく知りたい」「比較検討したい」「相談してみてもよさそう」と感じたタイミングで、自然に次の行動へ進めることが重要です。
たとえば、サービスページであれば、以下のような場所に導線を設置すると効果的です。
- ファーストビュー付近
- サービス内容の説明後
- 実績紹介の後
- 料金説明の後
- よくある質問の後
また、すべてのユーザーが、いきなり問い合わせをしたいわけではありません。
すぐに依頼したい人であれば「見積もりを依頼する」や「問い合わせる」でも問題ありませんが、まだ情報収集の段階にいる人には、問い合わせ前の小さなアクションを用意した方が行動しやすくなります。
たとえば、以下のような導線です。
- 料金の目安を確認する
- 導入事例を見る
- 資料をダウンロードする
- 無料診断を受ける
- チェックリストで確認する
このように、問い合わせ以外の選択肢を用意しておくと、まだ検討段階のユーザーとも接点を作りやすくなります。
問い合わせ導線を改善する際は、ボタンの色や位置だけでなく、ユーザーが今どの検討段階にいるのかを考えて、押しやすいアクションを設計することが大切です。
原因7. フォームの入力ハードルが高い
最後に確認したいのが、問い合わせフォームです。
問い合わせフォームは、ユーザーが最後に行動する場所です。
ここで負担を感じさせてしまうと、せっかく問い合わせ意欲が高まっていても離脱されてしまいます。
よくある問題は、以下のようなものです。
- 入力項目が多すぎる
- 必須項目が多い
- スマホで入力しにくい
- 入力エラーの表示がわかりにくい
- 相談内容を自由記述で求めすぎている
- 送信後の流れがわからない
- プライバシーポリシーや個人情報の扱いが不明
問い合わせフォームでは、最初から詳細な情報を求めすぎないことが大切です。
もちろん、業種によって必要な項目はあります。
しかし、最初の問い合わせ段階では、最低限の情報に絞った方が送信されやすくなります。
たとえば、以下のような項目です。
- お名前
- 会社名
- メールアドレス
- 電話番号
- 相談内容
また、相談内容の欄には、次のような補足を入れると、ユーザーは書きやすくなります。
「現在お困りのことを簡単にご記入ください」
「まだ内容が固まっていない場合も、お気軽にご相談ください」
フォームの目的は、最初の接点を作ることです。最初からすべての情報を集めようとするのではなく、ユーザーが送信しやすい形に整えましょう。
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ホームページ・SEO・広告が噛み合っているかを確認し、 まず何から見直すべきかのヒントを整理できます。
1分で無料セルフチェック原因別に見るホームページ改善チェックリスト
ホームページから問い合わせが来ない原因は、サイトによって異なります。
そのため、やみくもにデザインを変えたり、問い合わせボタンだけを目立たせたりするのではなく、どこでユーザーが止まっているのかを確認したうえで改善することが大切です。
以下のチェックリストを参考に、自社サイトではどこから見直すべきか確認してみましょう。
| よくある状態 | 考えられる原因 | まず確認する場所 | 最初に見直すポイント |
|---|---|---|---|
| アクセス自体が少ない | そもそも見込み客に見られていない | GA4・Search Console | 表示回数、クリック数、よく見られているページを確認する |
| トップページで離脱されている | 最初の画面で何の会社か伝わっていない | トップページのファーストビュー | 誰向けに、何を解決できる会社なのかを明確にする |
| サービスページは見られているが問い合わせがない | サービス内容や強みが具体的に伝わっていない | サービスページ | 対応内容、解決できる課題、他社との違いを具体化する |
| 比較検討で選ばれていない | 信頼材料が不足している | 実績ページ・お客様の声 | 課題、提案内容、成果が伝わる事例を追加する |
| 問い合わせ前に迷われている | 料金や依頼の流れが見えない | 料金ページ・サービスページ | 料金の目安、見積もり条件、相談から契約までの流れを掲載する |
| 問い合わせページまで進まれていない | 問い合わせ導線が弱い | 各ページのCTA・内部リンク | サービス説明後、実績後、料金説明後などに導線を設置する |
| 問い合わせページは見られているが送信されない | フォームの入力ハードルが高い | 問い合わせフォーム | 必須項目を減らし、相談内容を書きやすくする |
このように、問い合わせが来ない原因はひとつではありません。
たとえば、アクセス自体が少ない場合は、ボタンやフォームを直す前に、まず見込み客にサイトを見てもらうための施策が必要です。
一方で、サービスページや問い合わせページが見られているのに問い合わせが来ない場合は、訴求内容や信頼材料、CTA、フォームなどサイト内の改善を優先した方がよいでしょう。
大切なのは、思いつきで改善するのではなく、アクセス状況やページの役割を見ながら、優先順位を決めて改善することです。
ホームページを作り直すべきケース・作り直さなくてよいケース

問い合わせが来ないと、「ホームページを作り直した方がいいのでは」と考える方も多いと思います。
ただし、すべてのケースでリニューアルが必要なわけではありません。
部分的な改善で十分な場合もあります。
ここでは、作り直さなくてよいケースと、作り直した方がよいケースを整理します。
作り直さなくてよいケース
以下のような場合は、いきなり全面リニューアルをしなくても改善できる可能性があります。
- ある程度アクセスがある
- デザインが極端に古いわけではない
- スマホ表示に大きな問題がない
- サービス内容は掲載されている
- 更新や修正が自社または制作会社でできる
- ページ構成が大きく破綻していない
このような場合は、まずトップページやサービスページの文章、CTA、実績、フォームなどを改善するのがおすすめです。
特に、アクセスがあるのに問い合わせが来ない場合は、サイト全体を作り直す前に、問い合わせに近いページから改善した方が費用対効果が高いこともあります。
ホームページは、一度作って終わりではありません。
今あるサイトを活かしながら、数字を見て改善していくことも有効です。
作り直した方がよいケース
一方で、以下のような場合は、部分的な修正ではなく、ホームページ全体のリニューアルを検討した方がよい場合があります。
- スマホで非常に見づらい
- 何の会社なのかすぐに伝わらない
- 事業内容やサービス内容が現在と大きく変わっている
- ページ構成が継ぎ足しでわかりにくくなっている
- 更新しにくい仕組みになっている
- 表示速度が極端に遅い
- セキュリティ面に不安がある
- デザインや情報が古く、信頼感を損ねている
このような場合は、個別の修正を繰り返すよりも、サイト全体の設計から見直した方がよいことがあります。
ただし、その場合でも重要なのは、単に見た目を新しくすることではありません。
誰に向けて、何を伝え、どのように問い合わせにつなげるのか。
この設計を明確にしたうえでリニューアルしなければ、作り直しても問い合わせが増えない可能性があります。
原因がわかったら、優先順位を決めて改善する
ホームページから問い合わせが来ない原因が見えてきたら、次に大切なのは優先順位を決めて改善することです。
ただし、すべてを一度に直す必要はありません。
アクセスが少ないサイトと、アクセスはあるのに問い合わせが来ないサイトでは、取り組むべき改善策が異なります。
たとえば、アクセス自体が少ない場合は、まず検索流入や広告、SNS、Googleビジネスプロフィールなど、見込み客にサイトを見てもらうための施策が必要です。
一方で、サービスページや問い合わせページが見られているのに問い合わせが来ない場合は、訴求内容、実績、料金の見せ方、CTA、フォームなど、サイト内の改善を優先した方がよいでしょう。
重要なのは、思いつきで改善するのではなく、アクセス状況やユーザーの行動を見ながら、問い合わせに近い部分から見直していくことです。
具体的な改善方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
参考記事
まとめ:問い合わせが来ない原因を切り分けて、優先順位を決めよう
ホームページから問い合わせが来ない原因は、ひとつではありません。
そもそも見込み客に見られていない場合もあれば、見られていてもサービスの魅力や強みが伝わっていない場合、問い合わせ前の不安や導線の弱さが原因になっている場合もあります。
大切なのは、いきなりホームページを作り直すのではなく、まず原因を切り分けることです。
GA4やSearch Consoleでアクセス状況を確認しながら、訴求内容、実績・事例、料金や依頼の流れ、問い合わせ導線、フォームなどを順番に見直していきましょう。
ホームページは、作って終わりではなく、公開後の反応を見ながら改善していくものです。
自社だけで原因を判断するのが難しい場合は、第三者の視点でホームページの課題を整理してもらうのも有効です。






